またまた馬渡島(ダジャレではない)。
過去、クロが爆釣した波止場。
馬渡島は以前の記事にもあるとおり、わりと通う島である。
しかしながら、体力の減退により、最近は定期船が発着する大波止での釣行がほとんど。
あと二つ大きな波止場があるが、遠い・・。
荷物をもって歩くのが大変なので、楽をするためもっぱら大波止というわけだ。
だが、今回は老体に鞭うって、過去にクロの爆釣を経験した、西波止を目指すことにした。
朝、8時35分、唐津市鎮西町の名護屋港をいつものように出発する。
常連さんらしき釣り人がこの日も定期船を待っている。
何故かにわ子はすぐにじいちゃん達から話しかけられる。
いつも。
じいちゃん、ばあちゃんに人気がある。
年配者の方々を顧客にした『年金バー』か何かをやったら、はやるかもしれん(笑)。
定期船の船内はまだ紹介したことがなかったので、船内の様子をどうぞ。
船内はゆったりした座席。
テレビもあって、到着まで暇をもてあますことはない。
片道860円の運賃は出発後に船員さんがチケットを売りにくる。
降船時前にそのチケットを回収にくるので、なくさないように。
座席の前に挟んでおけば、船員さんが勝手に回収してくれる。
もちろん、トイレも完備しているので安心。
急なう〇ちにも対応してくれる。
さあ、久しぶりの西波止だ。
定期船の発着港から、えっちらおっちら、キャリーカートをひいて、西波止を目指す。
ふかせ釣りは荷物が多いのが難点。
撒き餌が重いんよ。
しかし、西波止の良いところは、犬走が低く、釣座が広いこと。
清々しい朝だ。
この日は大潮。
干満差が大きい。潮も早い。
ここで誤算がひとつ発覚。
前日までの大雨の影響か、流木や草木、プラスチック類の漂流ゴミが大量に流れついている。
しかも次から次へと外洋から漂着してくる。
思う・・・。
自然のものは仕方ないにしても、今問題になっているプレスチックゴミ・・。
やっぱり問題だな。
こいつらが小さく砕けて、マイクロプラスチックとなり、魚の体内に取り込まれる。
生態系の崩壊。
人間の仕業だもんな。
少なくとも、釣り人は自分のゴミはきちんと持って帰ろうぜ!
一応、仕掛けをつくって釣りを試みたが、ラインにゴミがからまり、とても釣りにくい。
避けても避けても、次々に漂着。
しかも潮流が変われば、今度は流れ着いたゴミが逆流する。
これの繰り返しで難儀だ。
そして、ここでふたつめの誤算が発覚。
アジゴが大量発生。
この時期、多少は覚悟をしていたものの、ここまでとは・・。
仕掛けを投入するごとに、なじむ前にプシュっとウキが消し込む。
撒き餌ワークでかわそうと試みるが、プシュっとウキが消える。
10cmほどのアジゴが大凱旋。
にわ子はあまりの悲惨な状況にノックアウト寸前。
そのうち、怒りが頂点に達したのか、海に向かって叫び始めた。
にわ子さん・・・
怖いぞ・・・
頭もでかくなっとるし、そのうえ、海に怒るなんて。
しかし気持ちはわかる。
重い荷物をもって、西波止まで歩いてきたのに、このザマ。
過去の幻影にとらわれ、ここまでやってきたのが間違いか・・・。
アジゴと戯れる時間が延々と続いたのであった。
一応、本日の釣果。
聞い---かないで、聞かないでーーーー。
釣果って何?
超過?
町家?
長歌?
これだけさ。
そーさ、これだけさ。
しかも小さかったので、リリースさ。
イサキ、『命拾いをする』の巻さ。
『それでも釣り人は過去の幻影にとらわれ続ける』の巻さ!