
魚の食し方にはそれぞれ好みがあると思うが。
アコウの身で実験してみた。
活〆直後の魚を食べることができるのは、まさしく釣り人の特権。
しかしまてよ・・・
皆、口々に言うのが
「熟成させたほうが、旨味が増して美味い。」
と。
ワシは刺身で食べる場合、ほぼ今まで自宅まで活かして帰り、刺身にする直前に活〆していた。
身の弾力がたまらないからだ。
しかし、熟成という方法もある。
これは食べ比べてみなければならん。
というわけで
先日、博多にわ子がアコウを2尾釣り上げたので、そいつで試してみることにした。
条件は
まず魚は自宅まで活かして持って帰る
そして血抜きをして
神経を締める。
ここまでは一緒。
そして、1尾はすぐさま、刺身にして食し、もう1尾はキッチンペーパーで包み、ラップをかぶせて3~4日熟成させてみる。

釣行当日に捌いたので、かなり適当であるが、これが活〆直後のアコウの刺身とクロの刺身。
身にかなりの弾力があるため、かなり捌きにくい。
味はというと、
不味いはずはない。美味し!である。
クロも新鮮さ故の弾力と、寒グロ特有の脂で、間違いなく美味い。
クロは以前に活〆直後と、熟成させたやつの食べ比べをしたことがある。
クロに関しては、ワシは活〆直後のほうが好きだ。
それではアコウはどうだろう。

4日熟成させ、刺身にしてみた。
う・・う・・美味い!!
身の歯ごたえもそこそこ残りつつも、旨味がすごい。
身質もしっとり感が増して、間違いなく美味い。
結論。
アコウに関しては活〆直後よりも、熟成期間を経たほうが断然美味い。
まあ、好みはあると思うが。
発見、発見。
やはり、色々と試してみたほうが発見があっていいな。
残りのクロはバターポン酢でソテー。
アラカブはみそ汁でいただいた。


いろんなブログやフェイスブックなどをみると、釣り人の皆さんは、様々な工夫料理を披露している。
どれも美味しそうに調理されており、
お!これは!!
と思うやつは、参考にさせてもらっている。
同じ種類の魚でも、工夫次第でレパートリーは無限大に膨らむ。
色々試して、美味しく命を頂戴したいと思う。
今回も
ハズレなく、うまうまであった。