![酒と肴(魚)と器](https://i0.wp.com/kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2020/02/器4.jpg?fit=1152%2C864&ssl=1)
今回はタイトルからして、真面目な香りがする
刺身を愛する日本人
酒と肴(魚)と器。
なんと真面目なタイトル。
博多にわ男らしくない。
美食家であり、書家であり、陶芸家でありと、様々な才能と肩書をもっていた、北大路魯山人。
その魯山人曰く
「日本人が常に刺身を愛し、常食する所以は、自然の味、天然の味を加工の味以上に尊重するからである。」
と。
ふむふむ、なるほど。
そのとおりかもしれんなあ。
そして
美味しい新鮮な刺身には、キリっとした辛口の日本酒が合うな。
至福のひととき。
たまらんですなあ。
そんな至福のひとときを味わうにあたり
重要な要素のひとつが、器であるような気がする。
![](https://i2.wp.com/kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2020/02/器1.jpg?resize=850%2C633&ssl=1)
これ、ワシのお気に入りの酒器のひとつ。
すず製の酒器。
これで飲むと、なんとなく酒が美味しいような気がする。
おそらく気がするだけなのだが・・・
そこは
雰囲気、雰囲気。
雰囲気で美味しく感じて満足することも大事なんだな。
プラスアルファの美味さが加わる。
もうひとつ
お気に入りの酒器がこちら。
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2020/02/器4-1024x768.jpg)
これは唐津焼。
唐津焼作家の『梶原妙子』さんの作品。
唐津焼というととても高価なものが多い中、梶原さんの作品はワシでも手が届く価格。
しかも日常使いできる庶民派作品。
しかも美しい。
それこそ釣れた魚の刺身を盛り付けるときも、梶原さんの作品に盛ると、素人がさばいた魚でも美味しく感じるのだ。なにせ、美しい器であるからな。
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2020/02/器2-1024x768.jpg)
いい感じだべ?
土の風合いと優しいデザイン。
ワシがさばいた素人刺身でも、なんとなく美味しくしてくれるのさ。
最近見つけたお皿の中で気に入っているのが
福岡県うきは市にある『一ノ瀬焼』。
その中にある『丸太窯』の作品はとても美しい。
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2020/02/器5-1024x768.jpg)
綺麗な青でしょう。
窯の展示場には、まだまだ沢山の素敵な作品があるのだが、ワシにはなかなか買えない値段だったので、今のところまだ数枚しかもっていない。
これらの皿に、自分で釣った魚の刺身をのっけて、お気に入りの酒器で一杯呑む。
これ以上の至福があるだろうか。
釣り人のたわいもないひとり言である。