前回の続きでござる・・・。
別の波止場へ移動。
トンビに頭をど突かれ、ビビりながら糸を垂れていた、博多にわ男。
その後、魚からの反応はな~んにもなく、トンビの視線に怯え続けるはめに・・・。
一方、博多にわ子もジギング(魚の形をした金属で釣りをするやつ)で根魚を狙っていたのであるが、こちらも撃チーーーン。
「ワシの餌を早く釣らんかーい!」
的なトンビの視線があまりにも痛いので、場所を移動することにした。
ここでは、イカを狙ってる人が多かったな。
一応、過去に釣れている証のイカ墨跡もあった。
これを見たにわ子は喜んでいたが、ワシは心の中で
にわ男
もうしばらくイカは食いたくないぞ。今日はイカ釣り、やめといて~・・・。
と念じていた。
ここの波止場は地磯がとなり合わせの距離にあるという、素晴らしく環境の良いところだ。
ただひとつ難点は、水深があまりないこと。
魚・・・居るかな・・・。
一抹の不安を胸に、糸を垂れる。
先客の釣り人は、誰も釣れていない様子・・・。
1時間から1時間半ほど頑張ったかな。
いつもの釣れないワシがそこにはいた。
マジで、ウキ・・・ぴくりともしない。
小魚でもいれば、多少はウキもピクつくってもんだが、全く異常なし!
茶柱のように直立不動のまま、ぷかりと浮いたウキは動かない。
海に浮かんだ動かぬウキをず~っと見ていると、段々と催眠術にかかってくる。
天気は抜群。
気温は上昇。
完全に日光浴をするおじさんだ。
日光の力を借りて、体内にビタミンDを満タン生成したワシは、睡魔に襲われ始める。
ぽかぽかで、気持ち良いのだから仕方がない。
言うまでもない。
魚は釣れていない。
付け加えると、にわ子も魂が離脱していた。
釣れていない。
日光浴にをするためにやって来たのさ。そうさ、そうさ。
さあ、日光浴もできたことだし、頑張ってもう一回移動しますか。
最後に向かった波止場、その様子は次回。
では・・・。