海の中は波止場の上からなかなか見えない。
どのタナにどんな魚がいるのか。
海の中は神秘。
釣り人は魚を釣る時、見えない海の中を想像しながら仕掛けや餌を考えて釣りをする。
自分の思い描いたところに魚がいるのか?
自分の考えているような動きをしているのか?
様々なことを想像の中で組み立てていく。
だって、海中の様子は見えないし、魚と好きな餌のインタビューはできなし、想像するしかないのである。
そこで
今日は少しだけ海の中で、魚はどんなところに、どんな深さに、どんな種類がいるのかのぞいてみようと思う。
撮影したのは佐賀県唐津市鎮西町の『馬渡島(まだらじま)』の大波止。
定期船が発着する波止場である。
馬渡島へは佐賀県の呼子町にある発着所、または名護屋港の発着所から定期船に乗ることができる。
名護屋港からだと片道およそ25分。
運賃は大人ひとり870円である。
朝一便、午前8時35分発の馬渡島行に乗り、帰りは最終便、午後4時(季節によって多少変わる)に乗れば、一日離島での魚釣りを楽しめるという感じ。
なので、釣り人に人気が高い離島である。
早速、海中を見てみよう。
波止場の突き出た部分の波止際の様子。
どんな魚がいるのか楽しみ。
まずは水深1m~1.5m付近。
小魚がたくさんいるな。
映像があまり鮮明ではないので(ご容赦願いたい)、はっきりと判別できないが、スズメダイ、メジナ、ネンブツダイ、そして縞々のやつは何だろう・・・石鯛の幼魚かな?
なかなか豊かな海であることが想像できる。
少し深くなって水深は3m~4m付近。
おお!!
少し型が良いクロ(メジナ)が下の方にいる!
木っ端クロの姿も多くなってきたな。
右下にはバリ(アイゴ)らしき姿も見える。
しかしむちゃくちゃ居るな・・・。小さいけど。
こんなに居るってことは、エサが豊富な証拠だな。
もう少し深くなって、5m~6m付近。
ここに見えてくるのは、メバル君たち。
奥の波止場の空洞には、たくさんの小魚が見えるな。
普段はああいう陰に隠れているのかな?
そしてさらに深部へ。
海底付近である。
水深は8m~9m付近。
石鯛や!!
石鯛がおる!!
波止場の際に石鯛が数匹見える。まあまあのサイズではないか。
高級魚がこんなところに。
素晴らしいな、馬渡島の海は。
こうやって観察してみると、どれくらいの深さにどんな魚が群れているのかがよくわかる。
場所や潮によっても変わってくるとは思うが、なんとなく海の中にいる魚たちのことを想像できる。
少しだけ参考になったら嬉しいな。
今回撮影に使用した水中ドローン
価格:49,800円 |
この水中ドローンはスマホで操作するんだが、androidとはあまり相性が良くないみたい。
アプリをダウンロードしても、うまく動作しない場合があるようだ。
iPhoneをお持ちの方で、海中を覗いてみたい方には良いかも。