親父の記憶 VOL.8 離島での魚釣り。
馬渡島へ一泊釣行。
五年前のこと。
親父がクロを釣りに行きたいと言うので、四人で馬渡島へ釣りに行った。
馬渡島は何度も紹介しているが、佐賀県唐津市鎮西町の離島である。
この島の周辺は潮通しがよく、今でも魚影が大変濃い島である。
普通に波止場でも磯釣りなみの釣果を得ることができる。
まあ、もっとも、この島の磯に渡れば、さらに釣れるわけであるが、年寄夫婦を連れての釣りであるから、磯は危険。波止場で十分だ。
親父、張り切って、仕掛けを作ってたなあ・・・。
この頃の馬渡島は本当に魚がたくさんいた。
波止場から外海に向けて釣れば、潮がバンバン通るから、多彩な魚種を釣ることができるのだが、内海にも色んな魚が入ってきており、波止場の内海側でも、十分、釣りを楽しむことができた。
親父もクロをバンバン釣り上げていたぞ。
お袋なんかは、サビキ釣り仕掛けでクロを釣り上げていた。
それほど魚影が濃い、豊かな海なのだ。
しかも波止場とは思いないサイズもあがってくる。
30cmオーバーも姿を見せてくれる。
ほどよく釣りを楽しむには、なかなかグッドな波止場なのである。
しかも馬渡島で民宿を予約すると、何と、車を無料で貸してくれる。
これ、とーーっても有難いのである。
重い荷物を持って、波止場を巡るのはシンドイ。
親父とお袋を乗せて移動できるし、とっても楽ちんなのだ。
確か、この時は、島の民宿『一福(いっぷく)』さんにお世話になり、車をお借りできたと記憶している。
島の民宿の女将さんはとても親切だぞ。
昼飯は波止場でにぎり飯!
釣りの楽しみは魚釣りだけではない。
みんなで食べる飯も楽しみのひとつ。
海に囲まれて食べる飯は、何故か美味い!
なんのことはない、にぎり飯ですら、どんなスーパーシェフが作る料理よりも美味い!
漁港の素朴な風景は、最高の調味料なのだ。
昼飯をはさみながら、みんなでクロ釣りを満喫したなあ・・・。
とっても満足がいく釣果であったと記憶している。
次回は、これまた離島釣行のお楽しみのひとつ、民宿飯を紹介したいと思う。
これ見たら、たまらんぞ!
離島の民宿に泊まってみたいと思うこと請け合い。
どうぞお楽しみに。