
マスターの名前はJose Niwao Hernandez
スパイシーなものが食べたくて。
ふらりと入った行きつけのメキシカンバル。
今宵はスパイシーなメキシコ料理をつまみに一杯飲みたい気分なのだ。
ここは知る人ぞ知る、メキシカンバルの名店『Niwao Hernandez』である。
マスターは日本に来て30年以上になる日本語ぺらぺらの、ホセ・ニワオ・ヘルナンデス氏。
大の釣り好きらしい。
ワシも釣り好きなので、マスターとは馬が合う。


マスターはワシの食いたいものを阿吽の呼吸で理解する。
有難い店だ。
マスターは陽気に鼻歌を歌いながら、ワシのお気に入り『チリコンカン』を作り始める。

まずは、挽肉をオリーブオイルで炒める。
ホセはちょこっとだけケチなので、本来、牛の挽肉を炒めるところを、豚との合挽ミンチでやる。
憎めない奴だ。

挽肉にほどよく火が通ったら、玉ねぎのみじん切りを投入。
玉ねぎがしんなりするまで、じっくりと炒める。

次にスパイスを加える。
加えるスパイスは、クミン、コリアンダー、チリパウダー。
分量は適当、いや失礼、適量。
マスターにとって適当と適量は同義語である。このいい加減さがまた憎めない。
そしてそこに普通の店であれば、ホールトマトを入れるのだが、マスターは面倒くさがり屋なので、トマトジュースを入れる。トマトジュースの銘柄は『理想のトマト』でなければならない。
そして、レッドキドニーを放り込む。

ここにニンニクスライスをひと片分入れて、ぐつぐつと煮込んでいく。煮込むといっても、面倒くさがり屋のマスターであるからして、適当に水分を飛ばしているだけである。


ある程度水分が飛んで来たら、味付けとして、塩麴、鶏ガラスープの素を、ここでも適当、いや適量加えて、味を見ながら整える。
ここで、スパイスが足りないようなら足していく。

おおお!!
水気がなくなってきて、いい感じになってきたな。
水分がなくなってきたら、最後にピザ用のチーズをのせて、その上からセロリの葉を刻んだものを散らす。

これで完成だ。
なんとも簡単なチリコンカン。
マスターの手抜きの勝利である。

おおお!!
なんと麗しきビジュアル。
そして、スパイシーな香り。
いただきま~す。
ぱくり。
う~ん、美味い~!!
スパイスの混然一体となった奥深さ、ケチった合挽肉の絶妙な旨味、そしてピリッとした中に存在するお豆の甘さ。
最高じゃないか。
これはビールの無限ループに突入間違いなしだ。


おっしゃる通り。
これがあれば、ずっと飲んでいられるぞ。
有難う!ホセ・ニワオ。ヘルナンデス!!
あ・・・
お店の情報はワシの隠れ家なので、教えないよー(笑)。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
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