北九十九島の決戦。
釣り大会って・・約10年ぶりくらいの参加。
釣りをしない方にとっては、マルキューって何?M1って何?って感じだよな。
マルキューっていう釣り餌のメーカーがあって、そこが開催する釣り大会がM1カップだ。
漫才のM1じゃないぞ。釣りのM1だ。
今回は釣り友のお誘いをうけて、およそ10年ぶりにマジな釣り大会なるものに参加。
対象魚は『チヌ』。標準和名でいうところの『クロダイ(黒鯛)』だな。
2月の下旬でクロダイ??釣れるんかいな・・・。のっこみが始まるのはもう少し先だろうし、これは・・・釣れる気がせんのだが・・・。まあ、大会が開かれるくらいなんだから、きっと釣れるだろう!うん、そうに違いない!うん、そう思うことにしよう。
ってことで、受付開始。
ほとんど一睡もせず、福岡を出発して佐世保入り。午前4時に受付が開始される。
さすがに・・・眠いなあ。
釣り友とあいさつをかわし、ワシとにわ子は受付をすませる。
参加人数・・・100名!!
船は4隻体制で、それでもワシは第3便。
受付をすませてから、1時間半ほど出発を待つ。
・・・寒いやんけ・・・
待ってる間がめちゃ寒い・・・。
にわ子は第2便で既に出港。釣り友の第2便。ワシだけ第3便・・・。
・・・寒いやんけ・・・われー・・・
今回の大会はマジ本気大会でルールが非常に厳しい。
てか、こんなに厳しいなんて・・・聞いてないよーー・・・。
まず餌はマルキュー製品に限る。そして釣り座はローテンション制、時間内にタモに納まらなければ対象外。5尾の重量勝負。その他諸々ルールが厳しいのだが、特に磯の上での携帯使用禁止には驚いた。何でも磯の上での情報のやり取りを制限するためだとか・・・。本気やん・・・マジなやつやん・・・。ワシ、場違いじゃないか?
そういうわけで、今回はにわ男ちゃんのかっちょいい竿を曲げるシーンは撮影できないのである。
ぐすん・・。
磯にあがり・・・
いよいよ船の順番が来て、磯へあがる。
開始の7時まで少々時間があるので、あたりの様子を見ると
・・・浅い・・・浅っせえじゃんか・・・。平べったい磯で、しかも沖の方までかなり浅い感じ。
こんなところで釣れるんかい??
ワシがのった磯は3名。みんなで顔を見合わせ、こりゃハズレですなあ・・・と。
ワシらの磯は3名なので、2時間おきのローテーション。
ま、頑張ってみますか!
和気あいあいと釣り開始。そう、和気あいあいと。最初のうちはね。
これが2時間経ち、3時間経つ頃には、全員完全に無口な釣り人へ変身なのである。
なぜならは・・・誰一人として、一匹たりとも釣れないからだ。
まじかよ~。
こんなに釣れないなんて、酷すぎるば~い。
かつてボウズの帝王と呼ばれたワシであるが、その頃の記憶がよみがえる。
釣れーーーん!!何をどうしても釣れーーん!!
しかもチヌが釣れないというならまだしも、エサ取り一匹、フグ一匹すら釣れんのだよ。
海の生命感のなさが、ワシのやる気と精神を崩壊へと導く。
ふと隣の選手を見ると・・・
寝てるやんけーー!!
そう、隣の方もあまりの釣れなさ加減に嫌気がさし、寝てしまっていたのだ。
これを見てしまったワシもついにやる気の糸がプツリと切れ、片づけを始めた。まだ試合時間は1時間以上あるのだが、とてもこの生命感の無さには耐えられそうにない。
そしてワシの片づけを見ていたもうひとりの選手も
「はあ~・・・魚・・・いませんねえ・・・。」
とひとこと言い放ち、片づけを始めた。
結局、ワシらの磯、み~んな・・・ボウズ・・・。
ワシら、餌を撒きにきただけやんけーー!!
大会会場に戻ると・・・
もうワシ・・・へとへとよ・・・。
釣れない釣りほどむなしいものはなかばい。
大会会場に戻ると、釣ってる人は釣ってるんだねえ。半分くらいの人が検量してた。ま、でも裏をかえせば半分くらいの人がボウズってことになるけどな。
磯によって差がありすぎでっせーー!!
ま、勝負だから仕方がないけど。
こうなったら、参加賞狙いじゃ!!せめて何か賞を!!
と思っていたら、何とほんとに抽選で賞に当たっちゃった。
ワシはみじん切りカッターをもらったのである。釣りと何の関係があるのかはわからんが、とりあえず抽選賞ってやつをゲットした。
そしてにわ子。
参加者100名のうち、女性アングラーが5名いたということで、女性全員に賞が贈られた。
ワシも女装して出場すればよかった・・・。
呼ばれて賞をもらいに前に出るにわ子。
ワシはこのとき思った。にわ子よ、おまえも芸人の端くれなら、そこでコケるのが芸人のお約束ってもんだぞ。
うけねらいで、コケてみろ。
って、心の隅で思っていたら・・・
どてっ!!!
マジか!!
マジでコケやがった!!
見事にスローモーションのように足をひっかけて、会場ですっごけたのだ。
おおお!!
見事だ!!見事だぞ、にわ子!!反転して仰向けにコケるあたりは、見事としか言いようがないぞ。
あっぱれ。
会場の空気はやや引き気味であったが、見事にずっこけたにわ子に向けて、ワシは心の中でエールを送っていた。
これでワシのボウズも報われる。
ちなみに、釣り友もにわ子もボウズであった・・・。
本日もご覧いただき、有難うございました。
はあああ、マジで疲れました。釣れないということがこんなにも寂しいものであることを久しぶりに思い出しました。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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