へっぽこ師匠と謎多き釣り師K氏とともに。
久しぶりに生月の切れ波止へ。
我が釣りの師匠である『へっぽこ師匠』と、と~っても謎が多い釣り師『K氏』が、長崎県は平戸市の生月にある切れ波止へ釣りに行くという情報をキャッチし、こっそりとワシも同行させていただくことにした。
なんたって師匠の釣りを間近で観察できるし、K氏と釣りをするのも久しぶりなので、何としてでも同行させてもらわねばならない。
特にK氏については、ワシの手元にデータというものが存在しない。
とにかく謎が多い釣り師なのだ。
この日も、出港が午前6時だったのだが、何と午前2時まで宴会でどんちゃん騒ぎをした後に、一睡もせずに港まで来たらしい。おっと、ここで誤解を招いてはいけないのでことわっておくが、K氏はもちろん、車の運転はしていない。へっぽこ師匠の車に同乗して港まで来ている。
マジで、すげえのである。
ワシだったら、午前2時まで酒を飲み、一睡もしていない状態だったら・・・まず釣りに行く気力がない・・。
というか、絶対に無理!!
さらにすごいことには、K氏は、釣りが終わった後も、飲み会があるというではないか!
なんたる体力!なんたる気力!なんたる変態度!恐ろしかばい。いったい・・・いつ・・・寝ると??
そんなK氏がいるのだから、絶対に同行せねばならない。嫌!って言われたって、勝手について行くもんね~。
久しぶりの渡船『海鳳』。
長崎県平戸市生月の壱部港から出港する渡船『海鳳(かいおう)』。
切れ波止まで渡してくれる。
見た目はとても素人とは思えない風貌の船長。知り合いでなかったならば、もし街中で声をかけられたら、絶対にごめんちゃい!って言って走って逃げてしまうような船長。
だがこの船長、むちゃくちゃ親切でやさしい。
超久しぶりの利用だったのだが、ちゃんとワシのことを覚えてくれていて、秀樹、感激~!であった。
あ・・・秀樹、感激~!は昭和生まれの人じゃないとわからんな・・・。すまん。
ってな訳で、海鳳で切れ波止まで渡してもらい、釣り開始なのである。
眼前に広がる大海原。
すがすがしい朝日。
これって、絶対に釣れる予感しかせんばい!にわ男ちゃんのかっちょいい釣り姿を、読者諸氏にお披露目することがワシの使命なのである。
まかせんしゃい!!
でっかいクロを釣り上げる、にわ男ちゃんの釣りシーンを見せちゃるけん!そして、釣り上げたクロを捌いて、しゃぶしゃぶにして食べるんじゃああ!ガハハハハ!!もう、勝利が目に浮かぶばい!!
そんな妄想をしていると、ワシの横でへっぽこ師匠の竿が大きく曲がる。
さすが師匠!
39センチの良型クロを釣り上げる。
このクロを釣る前に、師匠は大物を2度バラシていた。その悔しさをバネに釣り上げた良型のクロである。
この不屈の魂と理論に裏付けされた釣りテクニックには、巷の釣りガール達もメロメロである。
一方、謎多き釣り師K氏はというと・・・
序盤は苦戦していたものの、一本の缶ビールをあおったかと思うと、ほんの少々昼寝。その後、むくっと起き上がり竿を持つと
35オーバーの良型クロを手中にしていた。
K氏、風の噂で『酔拳』の伝承者であると聞いてはいたが、実際に目の当たりにするとは思わなかった。
酔拳・・・恐ろしい釣法である。
これは魚に釣り人が酔っていると油断させておいて、その隙をついて釣り上げるという、一子相伝の超高等テックニック。この技を伝承する人が現存していたとは。そして、それを目撃できる幸せ。
しかも釣り上げたクロは、丸々としていて、とても状態の良い個体であった。
う~ん・・・奥が深いぜ、K氏!
さあ、おまたせ。
いよいよ、にわ男ちゃんの番だぜ!
にわ男ちゃんのかっちょいいシーンをどうぞ!!
さあ、どうぞ!
どうぞ・・・。
写真は・・・ございませぬ・・・。
無いんじゃ、無いんじゃああああ!!
ということはどういうことか・・・お察しくだされ。
哀れな博多家に愛の手を。
一人悲惨な釣果に終わったワシ。
このままでは食糧難である。
そんな博多家に、我が釣りの師匠、へっぽこ師匠は愛の手を差し伸べてくれた。
39センチのクロをお土産にプレゼントしてくれたのだ。
ありがたや、ありがたや~。
これで博多家は飢えずにすみまする~。
師匠の愛に感謝である。
そして、そのクロをにわ子とともに刺身でいただいた。
まあこれが脂がのってて、美味いのなんのって。
新鮮なクロの身の弾力とともに、クロの脂の甘みが口いっぱいに広がり、幸せの絶頂!
最近、博多家でブームになっているハイボールとの相性も抜群である。
いくらでも食べられるぜえ!
こうして、師匠からいただいたクロは、あっという間にワシとにわ子の胃袋に吸収されていったのであった。
ご馳走さまでしたああ!
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
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