
長崎県平戸市、大崎地磯(高場)釣行。
久しぶりの釣り師魂復活・・・でも・・・。
ううう・・・寒い・・・寒いやんけ~・・・。
大寒波がひと段落したとはいえ、ここは大海原の吹きっさらし。風が吹けば桶屋が儲かる・・じゃなくて、風が吹けば当然寒いのである!夜明け前の磯は特に寒い。

焚火で暖をとらなきゃ、奥歯ががーたがた震えるのである。
ワシは老眼鳥目なので、夜が明けてしっかりと明るくなるまでは魚釣りの仕掛けを作ることすら難しい。特に老眼の進行は著しく、小さな仕掛けの穴に細っそい糸を通すことなど不可能なのだ。
とにかく寒さに耐えながら、お天道様の明かりが地上に降り注ぐのを待つしかない。
それにしても超久しぶりの魚釣りである。
新鮮な魚が食いたい。ワシの願いである。
やってきたのは平戸にある大崎の地磯だ。ここは例年、この時期には40センチオーバーのクロが釣れる、ワシのお気に入りの磯。
絶対に釣ってやるんだ!そして、美味い美味い新鮮な刺身を食ってやるーー!!ガハハ!!もう勝利は間違いないんだな!!ガハハ!!
そんな妄想にひたっていると、夜が明け、ワシの勝利へのストーリーが始まる。

うひょーー!!見てよ、この海!!絶対に釣れるやろう。釣れる気しかせんばい。
初っ端の仕掛けは半誘導仕掛け。
ウキ下は3ヒロ半と少し深めにとった。大寒波の襲来があったため、水温は低い。なので、お魚さんも冷たい表層よりは、深いところに身を潜めているのではないかと判断したからだ。
う~ん、ワシって意外とちゃんと考えてるやん。うんうん、よかよか。
少し深めのタナでスタートした釣り。結果はすぐにでる。

おおお!!
ワシの竿、曲がっとるやん!!ガハハ!!ビクトリーロード開幕じゃああ!!
・・・っと・・・思ったのだが・・・釣れたのは25センチほどの小っこいクロ。
ガビーーン。小っこいやん・・・。
が、しかーし、魚釣りはまだまだ始まったばかり。今からでっかいやつとご対面できるはずなのだ。
うん、ワシはできる子なのである!
と、気を取り直して釣りを再開するのであるが、やはり釣れるのは25センチほどの小さいクロばかり。
この日の大崎の高場は潮が流れない。
いつもならば、川の流れのような激速の潮が流れるのであるが、今日はどうしたものか、左へ右へふらふらと潮が流れたかと思うと、潮が止まるといった感じで、どうも様子がおかしい。
こうなれば期待はにわ子である。
にわ子はジギングで根魚をねらっている。

・・・う~ん・・・。
にわ子も小っこいのお・・・。
ぽつぽつと根魚も釣れるんだが、いかんせん小さい。アラカブやキジハタを釣り上げてはいたが、総じて・・・小さい・・・。このままじゃ持ち帰ることができないぞ。
ワシもにわ子の持ち帰る魚は30センチ以上と決めていたので、ここまで釣った魚は全てリリース。
ワシも粘ったけれど、最長寸は29センチと撃沈・・・。
つい数時間前までは勝利の妄想に酔いしれていたのに・・・。なしかああああ!!

ふてくされ、やる気をなくすにわ子。
寒さが身に染みるのお・・・。
ワシらは寒さと貧果に心が折れたうえに、久しぶりの釣行で体力ゲージも底をついてしまった。
船長に一番早い時間に迎えに来てーー!!と、SOSサインを出し、早々に磯をきりあげたのであった。
はあ・・・しんどかったよ・・・。
船長によると、今年は少し様子が違うようで、釣れる時期が少し遅れてるかも・・・とのことであった。
その言葉を信じ、また来ようと思う、悲しい釣り師の性よ・・・。ガハハ!!
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
久しぶりの釣行は空振りでした・・・。さて、釣好大全九州では、ブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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