長崎県平戸市、阿値賀島釣行。
4名でシーズン終盤の阿値賀島へ。
流離の上物師W氏、日本一の弁当屋I氏、にわ子、そしてワシ、この4名でクロシーズン終盤の阿値賀島へ勝負に出かけたぞ。
お世話になった渡船は、顔はいかついが心は優しい船長の『浜本釣りセンター』さん。
見回り便に乗っけてもらい、午前8時の出船だ。
本来は日の出前に磯にあがり、朝マズメの時間帯を釣るのが鉄則だろうが、ワシとにわ子は体年齢がおじいちゃん、おばあちゃんなので、暗い磯にあがるのは難儀である。
鳥目だから危ないしな(笑)。
W氏達は元気いっぱいなので、そんなことはないのだが、体年齢おじいちゃん、おばあちゃんのワシらにお付き合いいただき、少々遅い出船となった。
ここは上阿値賀島の『西のハナ』という磯。
大きなクロが釣れる一級磯である。ラッキー!!
ワシらは磯泊りしていた前客と入れ替わりで、運よくあがることができた。
もう爆釣は約束されたも同然である。
ワシの頭の中ではクロの刺身やクロのしゃぶしゃぶの映像でパンパンだ!!でかいの釣って、しゃぶしゃぶしてやる~!!普段は買わないような高級昆布で出汁をとって、しゃぶしゃぶしてやるのだ~。もう決まり!!
磯泊りをしていた前客にご挨拶。
見ると、軽く40センチを超えるクロが3尾も!!
本命ではなかったようだが、立派なクロだ。
これを見たワシは、さらに妄想が膨らむ。これは間違いない!爆釣のうえにクロのしゃぶしゃぶやで~!!ついでにクロの塩釜焼きなんかもやっちゃうか!!
妄想するのは勝手である。誰にも害はない。
序盤は苦戦・・・しかし・・・。
さあさあ、いざ実釣である。
釣り始めの2時間ほど、ワシらは意外な苦戦を強いられる。
本流がぶっ飛び!!なかなか釣りづらい。
あ~あ~、川の流れのように~♬
美空ひばりさんが流れる。
ワシとにわ子は本流を避けて内海側へ釣座をとる。そしてW氏とI氏は果敢に本流沿いを攻める。
誰も釣れない嫌~な時間が過ぎる。
ワシのしゃぶしゃぶが・・・遠のくやんけ・・・。
とそうこうしていると・・・潮が若干緩んできた。
その時
W氏の竿がぶち曲がりーー!!
きたぞーー!!
この竿のしなりは間違いなく大物である。
タモ助手のにわ子が駆け寄る。そしてタモにおさまったのは
45センチクラスの立派なクロ!!
でか~い。
ついでに顔もドヤ!!(笑)。
うひゃひゃひゃ。こんなのがいるのだ。消えかけていたワシのしゃぶしゃぶの炎は再び燃え上がる。
やったるぜ!!潮替わりの時合かも!!しゃぶしゃぶじゃあーー!!しゃぶしゃぶするんじゃあーー!!
その後も
しゃぶしゃぶへの情熱を再びたぎらせ、釣りを続けるワシ。
少し深い所を探った方がいいのかな?と、全誘導から半誘導に変え、おもりを打つ。
・・・
こんやーーーん!!クロ、こんやーーん!!
釣れてくるのはベラやアラカブばかり。
タナがわからず、釣り方もわからなくなってきた・・・。あかーーん。
一方
W氏はコンスタントに良型のクロやチヌをかける。
クロは良型を5尾。うち、2尾は40センチオーバーだ。チヌに至っては50オーバーの歳なしを釣り上げた。
さすがはW氏。やるねえ。
そして日本一の弁当屋I氏はというと、こちらも本流沿いで粘りの釣りを展開し、良型のチヌを6尾釣り上げた。
ほんでもって、博多家は・・・
嫌ーーー!!
なしかーーー!!
天は博多家を見放したーー!!
博多家はイサキが2尾とアラカブのみ・・・。
嫌ーーー!!
なしかーーー!!
しゃぶしゃぶと塩釜焼きができんじゃないかーー。
阿値賀島の厳しい自然は、期待に胸を膨らませるワシの純な心を無残にも踏みつけたのである。
失意に沈むワシ・・・。
すると
天使が舞い降りた。
みかねたW氏がでかいクロとチヌを1尾ずつおすそ分けしてくれたのだ。
おおおおおお!!
神よ。私は明日から悔い改めます。
クロのしゃぶしゃぶが食えないことに、よほどワシの顔が沈んでいたとみえる。
有難や~、有難や~。持つべきは釣友である。
しっかし、なしてかいな??
ここんとこ、絶不調だな。
磯の神が何事かに怒っとる・・・。次回はお神酒でも持っていくかな・・・。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
不調の原因はよこしまなワシの心・・・。(笑)さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
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