ジギンガーZ見参!!強いとは聞いてはいたが、その強さは本物であった。

思わぬ苦戦を強いられた的山港での戦い

博多にわ男の妄想は終わりを告げる。

的山大島での釣行記録の続き。

フェリー船内で、トローリング妄想を爆裂させていたワシは、当然、的山港での爆釣も妄想していた。

気温が高いとはいえ、空はいわし雲状の景色がのぞく、ほんのりと秋の空。

期待は否応なしに高まる。

もしかすると、ふかせ仕掛けに青物なんかがかかったりして、道糸がブイーーンともっていかれるんじゃあないかとか、まさかの40オーバーのクロがかかったりするんじゃあないかとか・・・。

まあ、妄想する分には誰にも迷惑はかけない。

しかし、現実はそう甘くはなかった。

的山港で実釣を開始した博多にわ男と博多にわ子であったが、海の状況が思っていたものと違う。

潮が全く流れていない。

まるで溜池みたい・・・。

ワシのふかせ仕掛けには、確かにあたりはくる。

そして一応魚もかかる。

しかし、その魚がこいつばかりなのだ。

フエフキ?だと思うが、そいつの幼魚ばかりかかってくる。

タナがあってないのかと思い、浅くしてみたり、深くしてみたりと、上から下まで丹念に探ってみたが、こいつらが大量に占拠しているのだろう、フエフキの猛攻はとまらなかった。

撒き餌ワークを工夫してみたりもしたが、やっとの思いで手にしたクロは

せいぜいこの大きさ。

しかも3匹だけ・・・。

妄想とだいぶ違うなあ!!

ワシの妄想では、いきなり40オーバーがガツンとくるはずだったのに・・・。

手乗りクロやん・・・。

極小・・・。

段々とワシの心が折れ始める。

にわ子の様子はどうであろうか。

ドはまり中のジギング。

一心不乱に、何かにとりつかれたように投げ続けている。

しゃくりもすっかり板についてきた。

しかし、にわ子にも本命らしきあたりはない。

にわ子はどうしてもここで根魚たるものを釣りたいらしい。

ここでにわ子は業を煮やしたのか、おもむろに必殺技を繰り出した!!

ジギンガーZにパイルダーオン!したにわ子は、必殺のロケットパンチを出してきた!!

これでは港に潜むお魚さんたちも、たまったものではない。

お魚さんたちが大好きなアミノ酸がロケットパンチを通して噴霧される。

魅惑の香りに誘われて、お魚さんたちがフラフラしだす。

こうなると、ジギンガーZの勝利は見えている。

ジギンガーZ、いや失礼、にわ子の竿が大きくしなる!!

きたよおおお!

嬉しそうなにわ子の声が響く。

楽しそうな魚とのやり取り。

ワシはもちろん、タモ係・・・。

う、う、羨ましいいいい!!

もう一丁、喜びのショット。

恐るべし、ジギンガーZ。

いや、またまた失礼、にわ子。

目標にしてた根魚、しかも良型のアコウを見事ゲットした。

釣った釣り人はよう喋る。

仕掛けの内容から、海の状況まで、とにかく、よう喋る。

ワシは「ふむふむ・・」と聞きながら、違う港に移りたいと密かに思っていた。

だって生命感が感じられんのやもん!

ワシもお魚さんと強烈なやりとりをしてみたいじゃあないか。

そこでにわ子に提案。

にわ男
ところで、場所移動してみらん?ここで釣ってもあまり状況は・・・
にわ子
えええええ。こんなやつがおるやん!
にわ男
その通りではございますが・・・。その何ですねえ、気分を変えませんか?ジギンガーZ様、あ、失礼、にわ子様。
にわ子
もう仕方ないなあ。いいよ。

優しいなあ。

有難うねえ。

なにせ、心が既に折れかけているのだよ、ワシは。

といいうわけで、我々は的山港に見切りをつけ、次なる目的地、大根坂漁港を目指した。

ポイントを変えた我々を待ち受けるのは、爆釣かはたまた悲惨な結果か・・・。

次回は大根坂漁港の様子をお伝えする。

お楽しみに!

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