渡礁した磯が大波かぶりまくり、途方に暮れるにわ男。
磯替わりに勝機はあるのか。
前回からの続き。
写真のように、磯がうねりと波で、とても釣りができる状態になかった。
磯に上がってからおよそ3時間。
な~んにもできず、磯場の空気を吸い続けるだけのにわ男とにわ子。
ようやく見回りの船がやってきた。
どげんですかあ??って言われても、どげんもこげんもありましぇえん。
釣りができないのだから。
かくして、磯替わりを決断し場所移動。
この瀬替わりが功を奏すのか。
うねりは相変わらず高い気がする。
瀬替わりしたのは、ちょうど島の反対側。
風は北寄りの強い風・・・。
ここってもろ風表なのでは・・・。
まあ、とりあえずそんなことは二の次であった。
釣りをまだやってない・・・。
釣りができる場所であればOKじゃ。
まずは釣座を確保するために、磯全体を観察。
おや~ん・・
まじっすか・・・
ここもほぼ釣座がとれないじゃあないの!!
一体全体、ワシらにどうしろというんじゃ。
どこで釣れとおっしゃるの??
荷物をまたしても高い場所へ移動し、釣りができそうな場所を探す。
しかし、うねりからの大波で、安全な場所が見あたらない。
結論は、唯一竿だしできそうな船着付近でやるか、潮が完全に下がるのを待つかであった。
とりあえず『釣り』をやりたかったので、潮通しはよくなさそうだが、竿出しができる船着きで釣りを始めた。
にわ子はその反対側の、ここも潮通しがほぼなさそうなワンドの奥でジグを始めた。
船着側。
やはり潮はほぼ動いていない。
じんわりと沖側の潮にひかれて、あて気味に動く程度。
にわ子側も潮は動かず、予想通り根がかり連発。
マジ、心が折れそう・・・。
精神的な疲労と、肉体的な疲労が半端ない。
そんな中、ようやく竿1本ほどのタナでにわ男があたりをとらえる。
あまり重量感がないひきであったが、足裏サイズのオナガ。
嬉しい。
やっとの思いで手にした1尾である。
いつもなら
「もっとでかいのがくるさあ。」
と楽観的思考でリリースするのであるが、今回ばかりは釣れない予感が満々なので、キープした。
すると、反対側で釣っていたにわ子にもヒット!!
なんとか刺身にできそうなサイズだったので、こいつもキープ。
だって・・・
釣れない予感しかせんのやから、しゃあないやん・・・。
先端の潮通しの良いところで釣りたいのは山々だが、
こんな状態だから仕方がない。
潮が安全な状態まで下がるのをひたすら待つしかないのである。
この後、完全に二人の釣り場から、魚の気配が消える。
せっかく瀬替わりしたのだから、どうにか結果を出したい。
午後1時くらいには、何とか潮が下がるはず。
そこからが勝負か・・・。
次回はいよいよ、後編をお伝えすることになる。
さあ、この厳しい釣行の結果は。