強風の中、ショアジギングに初挑戦したふたり。
しかし、開始30分でジグをロスト。
初のショアジギングで根がかりの洗礼を受けたにわ男とにわ子。
新品のジグとお別れをした後、悲痛な面持ちで途方に暮れる。
なしてかね~。
せっかく生月まで来たのにね~。
このまま帰るにはもったいない。
しかし、こんなこともあろうかと、前回のダゴチンの残り餌を持ってきていたのだ。
ん~、ナイス予備。
これならしばらくは遊べる。
強風というハンデはあるが、他に準備もしていないし、これでお魚さんとのコンタクトを試みるしかない。
美味しい美味しいおにぎりを、握って頑張るのだ。
タックルはジギングタックルのまま。
PEにハリスを結んで(とりあえず電車結び)グレ針の6号を結ぶ。
さあ、美味しいおにぎり君、お魚さんを誘っていらっしゃい!
ぼっとん!!
華麗な着水音を立てて、おにぎり君が沈んでいく。
ん????
またまた何か違和感が・・・。
ま・ま・まじかーーー!
おりからの正面からの風で、ラインがもつれとる!
おにぎりは既に着底しているというのに。
しかも何やらつついている。
いや、魚がのっとる!
ラインのもつれをほどこうと試みるが、魚が引っ張るのと、結び目が硬く、とれない。
巻き取ろうにも、結び目がガイドにひっかかる。
どうしよう・・・。
しかたがないよな・・・。
ラインを切るしかないよな・・・。
泣く泣く、ラインを切って魚をひっぱりあげる。
釣れたのはこいつ。
ベラかい!!
当然、心は折れるのである。
にわ子は釣れてるかなあ??
おお!!
遠くで小さく固まっとる!!
これは絶対に釣れてない画だ。
しばらく頑張ってはみたものの、釣れてくるのはアジゴとベラ、そして手乗りのフエフキダイ。
だから言ったでしょ。
今日は雨も降るし、風が強い予報なんだから。
よせばいいのに~♫
と、懐かしの『敏いとうとハッピーアンドブルー』の歌が聞こえてくるようだ。
それでも釣りにいってしまうワシらは
いつま~でたっても♬
だめなわ~た~しね~♫
と心で口ずさんでしまうのだった。