魚の出汁は最強の旨味。
臭みをとるためにひと手間。
先日、馬渡島の波止場で釣ったクロ(メジナ)を調理。
いつもなら、あらは処分するのだが、久しぶりに良型のクロだったので、あらまで食いつくそうと、出汁をとることにした。
魚の臭みをとるために、あらに塩をふり、しばらく置いておく。
その後水気をふきとり、グリルで焦げ目がつくまでこんがりと焼き上げる。
そして鍋に投入。
一度沸騰させて、灰汁をとり、あとはごく弱火でコトコトと、1時間ほどゆっくりと炊き上げる。
すると、骨と身の間から、旨味成分が溶けだし、極上の出汁が出来上がる。
塩を入れただけで、メチャクチャ美味しい潮汁の出来上がりである。
もちろん、味噌汁にしても最高だ。
しっかりと灰汁とりをして、じっくりとゆっくりと煮出すのが良い。
魚の出汁って、何でこんなに美味いのかな。
たまらん!!
くろの身は、いつものごとく刺身に。
刺身は2種類。
通常の刺身と、炙り刺し。
ワシはクロは炙り刺しの方が好きだな。
皮目の香ばしさが酒と合うのだ。
梅雨時期のクロは、産卵が終わり、その後体力が回復した個体なので、身には脂がのり、とても美味い。
炙ると皮目の香ばしさとともに、皮と身の間の脂がじゅわっと溶け出し、めちゃくちゃ美味いのである。
そして炙り刺しを漬けにすると、これがまた美味い。
にわ男特製の漬けには、今回、『かぼす胡椒』を入れてみた。
少しピリッとする青唐辛子の辛味と、カボスの皮の風味がたまらなく美味い一品に仕上がった。
もちろん、大好きなすりごまもたっぷりと入れる。
こいつをつまみながら
赤いラベルのやつをぐびぐびと飲む!
ぷはあ~
何も不満はございませぬ。言うことなしだな。