見よ!この青い空と青い海!
わかっちゃいるのさ、わかっちゃいるけど・・・。
どうよ。この素晴らしき景色。真っ青な空と真っ青な海。この景色を見ただけで、魚がうようよ泳いでいるのが想像できるだろ。
ワシはこの景色を見ただけで妄想が止まらんのさ。ピッチピチのギャル・・・いやお魚がうようよと泳ぎ、バシバシと魚を釣り上げる妄想が止まらんのさーーー!!
だが、一方で分かってはいる。まだまだ梅雨グロには早いってこと。分かってはいるのだが、海に行きたい衝動が抑えられない・・・。これ釣師の悲しい性ね・・・。
そして案の定、爆発的に楽観的な妄想とは裏腹に
小さな魚のあたりしかとらえられない。
20センチほどの木っ端グロの嵐。
しかも餌取もすさまじく、小さなイワシの群れが堤防の際から沖までびっしりと群れている。
投網でイワシを狙ったら、きっと一生分のオイルサーディンができそうなくらいだ。
あまりの餌取の猛攻と、木っ端グロしか釣れないもどかしさに
必殺『座って居眠り』釣法を余儀なくされる。
エギングとジグをしていたにわ子に至っては、あまりに魚の反応がないもんだから
必殺『昼飯』釣法である。
トンビに昼飯を狙われつつ、奪われないように早飯をし、魚を狙うという高等技術である。
ワシも負けじと、座って居眠り釣法を用いて、魚をかける!
これぞ『無』の境地。眠りつつも、指先の感覚を研ぎ澄ませ、ちょとした違和感を指先に感じたら
鬼合わせ!である。
かっちょええ・・・。マジでかっちょええ・・・。綺麗な弧を描くワシの竿・・・。マジでかっちょええぞ・・・。無の境地に達したにわ男は、マジでかっちょい良いのである。
と、ここまではマジでかっちょ良いのであるが
あがってきたのは、25~26センチの小さなクロ。
だめや~ん・・。まったくだめや~ん。こんな小さなクロを持ち帰ったのでは、にわ男がすたる。
というわけで
リリース・・・。
こんなやりとりが続き、お昼の12時が近づいてきた。
暑い・・・。とにかく暑い・・・。ギブアップである。
強烈な日差しと照り返しにより、体感温度は真夏日。これ以上餌取地獄と木っ端グロとの戦いを続けたら熱中症になってしまう。
納竿・・・つまりは・・・持ち帰りの魚はゼロ・・・ぼうず!!っていうやつである。
がっかり釣果ではあったが。
漁港からの帰り道、持ち帰りの魚がゼロである脱力感と日差しによる脱力感にどっぷりと浸っていたワシらであるが、思いがけない収穫に出会う。
ふと道端の草むらに目をやると・・・
ええもの見ーーーっけ!!
読者諸氏はこれが何だかわかるかな?
そう、『桑の実』である!
ちょうど良い感じで完熟した桑の実を発見したのだ。
この桑の実、甘酸っぱくて、とても美味い!!
桑の実の甘酸っぱい味が広がり、カラッカラ乾ききった心と喉を潤してくれ。
美味めえよおおお!!
海の神様は我々を完全に見放したわけではなかったようだ。うん??これは山の神様か??
まあ、どちらにせよ、ワシらへの恵みであった。
感謝。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
捨てる神かれば拾う神あり。桑の実は美味しかったです。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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