この30年間拒み続けたあるもの・・
その名も『ゴルフ』
釣り竿以外の長物は持たん!!
そう心に誓っていた、博多にわ男。
ところが・・・である。
ついにその日が訪れてしまった・・・。
社会人になりたての頃、先輩に「ゴルフくらいせんといかん!」と喝を入れられ、しぶしぶ始めたゴルフであった。
しかし、あまりの才能のなさに愕然とし
コースに出た日にゃあ、クラブを2~3本もって、走るは走る。
ワシはマラソンランナーか!!ってくらい、コースを走った。
つまりは、いたるところにボールが飛ぶものだから、スコアとかそんな段じゃあなかった。
そんなこんなで
もう二度とやらん!!!
と心に決め、今日まで生きてきた。
しかーし!
ついに、仕事の関係でどうにもこうにも、断り切れず、コースにでなければならなくなってしまった・・・。
大ピーンチである。
30年間、ゴルフのゴの字も触れていないワシだ。
ルールすら記憶は不確か。
ましてやクラブの握り方やスイングにいたっては、ボールにあてればいいんだろ・・・のレベル。
とりあえず、道具は?
押入れの奥の奥に、30年前に使っていた道具が眠っていた。
しかし、当然のことながら、ボロボロでとても使えるシロモノではない。
ドライバーに至っては、パーシモン(昔は柿の木で作った、プロゴルファー猿みたいなドライバーが使われていたのさ)。
今時、パーシモンなんぞ、売ってもない。
アイアンも錆びついて、
これ、ボール打ったら折れるんじゃあないの?って感じ。
ヤバイ。
道具すらない状態で、どうやってコースに出るんだ???
そう思ったワシは、一目散にゴルフショップへ。
ショップへ入るやいなや、近くにいた女性店員をつかまえ
お・お嬢さんと言ってしまったが、まあまあの年配女性であった・・・。
んんんんんんん????
高けえじゃあねえの!!!
ゼロがひとつ多いっつうの!!
だから、安ーーーいやつでいいから。
アスリート目指してるわけじゃあないんで。
と、
こんな感じのやり取りが続き、店で一番安いセットを購入。
なんだよ・・・
ここから苦労すんのか・・・。
竿の良しあしは多少わかるが、クラブの良しあしなんぞ、さっぱりわからん。
はあ
いったいどうなるんだ・・・
気が重いぞ。