長崎県西海市への釣行続編。
あまりにも釣れないので移動開始。
かなり最初の波止場で粘ってみたのだが、結局、目ぼしい魚は何も釣れなかった。
ただ、潮が流れれば、普段のポテンシャルはこんなものじゃあないと思う。
地元の方々が口々に
「今日はダメだあ。」
と、『今日は』と言っていた。
確かに波止場にはイカ墨がめちゃくちゃあったし、聞くところによると、普段は様々な魚種の魚が釣れるとのことであった。
ワシの日頃の行いが悪いんかな・・・。
このままではどうしようもないので、移動!
しかしながら、土地勘がないわけで、どこに移動してよいかわからない。
彷徨う博多にわ男とにわ子。
波止場に寄ってみては、釣り人に尋ねる。
「どうですかあ??」
「ダメですねえ・・・。」
今日はダメダメな日かもしれない。
彷徨い疲れて、ようやくたどり着いた、とある港。
ここにも先客が3名ほどいた。
年配のいかにも常連風な釣師に聞いてみる。
そうかあ・・・。
ここもだめかな・・・。
いちるの望みをもって、エギングをしていた先客にも聞いてみる。
「釣れてますかあ?」
「ぜーーんぜん!釣れん!もう帰ろうかと思ってますよ。」
ガビーン!!
あかんやん・・・。誰も釣れてない・・・。
しかし、既に移動することにも疲れてきた我々は、時間が許すまで、ここで釣りをすることにした。
ここでも時間だけが無情に過ぎる。
先に来ていたエギンガーさん達も、既に帰った。
チヌ仙人だけが辛抱強く釣りを楽しんでいる。
何も起こらない、何も反応がない時間が過ぎていく。
もう、ワシのエサも無くなってきた。
結局、ワシはいつもの通り、海に餌を撒きに、遠路はるばる来ただけである。
悲しかあ!!
等と、ひとりで、ぶつぶつ言っていたときである。
にわ子が
見ると、根がかりっぽいんだが・・・。
仕掛けがびくともしない。
しかし突然
ジーーーーーーッツ
とドラグが鳴る!
かかっとる、かかっとる!!
ところが、なかなか竿を立てても、リールを巻こうとしても、そいつは上がってこない。
これ、ホントに魚やったら、マジででかいばい!!
にわ子は必死の格闘。
み、み、見えてきた!!
イカやイカ!!
めちゃくちゃでかい!!
タモに入れようとするが、なかなか入らない。
必死の思いでタモにおさめて、釣り上げたイカがこちら。
な、な、何じゃあ!!この化け物は!!
こんなアオリイカ、初めて見たぞ。
いくら何でもデカすぎるやろ。
いったい何人前の刺身がとれるんだ・・・。
にわ子はもう、興奮しきりである。
そりゃあそうだ。こんなでかいやつはめったにお目にかかれない。
重量を計ってみる。
どひゃあ!!
何とおよそ3kgの大物!
参りましたぜ、にわ子様。
もうこんな大物を釣ったら、満足だろ。
これ1杯で十分、もう帰ろうぜえ・・・。
と促すが
だって・・・。
釣れた人にはかなわんな・・・。
ハイハイ。もう少しだけ頑張ってみますか・・・って言ってる先から、にわ子の竿が曲がっとるやんけえ!!うそやろ!!
今回もジリジリとドラグが出ている。
これも大きそうだ。
こ、こ、これもでかい!
先ほどの化け物に比べると小さいが、それでも大きなアオリイカである。
計ってみる。
先ほどの半分ほどの重量であるが、それでもでかいぞ。
先客の釣り人達が口々に
「今日は」と強調していた意味がわかった。いつもは釣れるが、今日はダメだということだ。
普段のポテンシャルは相当高いのではないだろうか。
なんたって、こんな化け物がおるんだから。
しっかし
化け物イカを2杯も釣られた日にゃあ、たまりませんな。
当然
この後、自宅に帰るまで、にわ子のしゃべりは止まることがなかった。
釣った釣師は興奮を抑えられないのさ。
仕方がないね・・・。
しかし・・・
こんなデカイやつをさばけるかな・・・。