
長崎県平戸市生月町の舘浦港での釣果。
W氏のあくなき探求心。
先週、生月の舘浦港で釣りをしたW氏であったが、本人としてはどうも納得のいく釣果ではなかったようだ。
気温、水温、潮回り、そして仕掛けを含め、何が魚と合わなかったのか・・・それを探求するのが『さすらいの上物師W氏』なのである。
何としても、自分の食いぶちと、猫ちゃんの食いぶちを確保せねばならない宿命を背負っているのだ。
今日も猫ちゃんの分身が応援している。

W氏が魚釣りを行った生月町の舘浦港。
ここは平戸と生月のちょうど水道筋になっているため、潮通しがとても良い波止場である。
クロやチヌ、青物まで釣れる、波止場では一級のポイントなのだ。


時には潮が早すぎて、川のように流れるため、うきふかせ釣りではとても釣りづらい状況にもなるが、何せ潮通しが良いものだから、びっくりするような魚と出会える可能性がある場所だ。
人気の釣り場であるため、当然釣り人も多い。

みんな・・・朝・・・早いよ・・・。
釣り人は早起きができなければお話にならない。
朝マズメと夕マズメ(ゆうまずめとよんでほしい。ワシの妹はこれを、『たまずめ』と読んでいた・・・。)はお魚さんのお食事タイム。
このゴールデンタイムに竿を出せば、釣れる確率がうんと高まるのだ。
W氏の釣り方
W氏は全層釣法(全誘導仕掛け)の使い手。
釣りをしない方には、何のこっちゃ??ってことになるが、簡単に説明すると、海の上の層から下の層まで、全部の層に仕掛けを送り込み、魚のいる『タナ』(層)を探るやり方である。
ワシはこのやり方ができないので、半誘導仕掛けで釣る。これは全層釣法が上から下まで全ての層を釣るのに対して、一定のタナ(層)を決めて、これくらいのところにいるのではないだろうかと仮定して釣るやり方だ。
どちらが良いということもないのだが、ワシがやっている半誘導仕掛けは昔からある釣り方で、W氏がやっている全層釣法(全誘導仕掛け)はこれよりも新しい釣り方だ。
そしてW氏はこの全層釣法を駆使しながら、潮の速さに合わせて、ウキを浮かべたり、ウキを沈めたりしながら釣る。
つまりは臨機応変に潮に対応しながら、状況に合わせて仕掛けを変えているのだ。
ワシには無理だあ・・・。
常に探求心とともに、魚へのアプローチを考えているW氏、そりゃあ釣れるよな。
ほんでもってリベンジできたのか?

すげーーーー!!
釣ってるじゃんかあ!!
大きさは30cm程までのサイズであったそうであるが、波止場でその大きさが釣れれば良しである。
しかもこんなに沢山。
きっと猫ちゃんも大喜びだろう。新鮮なクロやチヌが食べられる猫ちゃんは、きっと舌が肥えてグルメに違いない。
リベンジ成功、おめでとう!!
