福岡市博多区吉塚にある『吉塚商店街』
ここには知る人ぞ知る美味いやつがある！
福岡市博多区吉塚というエリアに吉塚商店街がある。
今ではすっかりと寂しくなってしまった商店街であるが、その起源は戦後の食糧不足の時代までさかのぼる。
戦後の食糧難時代に数店の魚やと八百屋ができたことが始まりで、その後店舗が集まり、商店街を形成した。
昔は『吉塚市場』と呼ばれ、庶民の台所であった。
今でも商店街は営業しており、その中にはとにかく思わず「美味い！！」と叫んでしまいたくなるような絶品がある。
本日はその中のひとつを紹介したい。
平和蒲鉾店
店名は蒲鉾店であるが、我々が一般的に知る蒲鉾とは異なる。
魚のすり身を油で揚げたものなのだが、スーパーに売っている天ぷらや、鹿児島県で有名なさつま揚げとも少し異なる。
いわば『博多揚げ』とでも名付けたくなるような逸品なのだ。
まずは一番人気の定番商品。
すり身のみを揚げたもの。
ふわっふわの食感と、魚のすり身の甘みが口いっぱいに広がり、何個でもいけちゃうのだ。
ここの店主が店頭で手作りしているのだが、この店主の技が超絶スゴイ！
次元大介の早撃ちや石川五右衛門の斬鉄剣さばきもかすむほどの早業で、この天ぷらを作っていく。
早業を見ているだけでも楽しめる。
いったい一日に何個作ってるんだろう。
凄すぎる。
これは唐辛子が練り込まれたひと品。
少しだけピリッとくる味わいに、ビールがすすむ。
つまみには最高だぞ！
次に枝豆が練り込まれたもの。
不味いはずがない。（美味い物＋美味い物）×店主の技＝めちゃ美味い物
である。
最後に『いわし天』。
イワシのすり身に玉ねぎや人参、枝豆などの野菜が練り込まれており、メチャクチャ美味い。
よそにも似たような商品はあるけれど、ここの天ぷらを食べたら他のところのやつは食べられない。
それほど「う！ま！い！！」のだ。
そして、これらをお気に入りのお皿に並べると、なお良い。
最後のやつは少し甘辛の味付けをしている。
にわ子の自信作である。
お店にはその他にも魅力的な天ぷらがずらりと並んでいる。
ひとつひとつ、全種類食べてみたいが、売り切れもあったりするので、なかなか全種類制覇には至っていない。
素朴だが超絶美味いものが、まだこの吉塚商店街には眠っている。
次回もワシがお気に入りの超絶商品を紹介するので、是非お楽しみに。
これも美味い！スープがいいな。ご家庭で店の味。
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