ここは高級リゾートなのだ。ランチに惰眠。最高じゃ！
どうよ、このロケーション。
魚釣り？？
えっ・・・ワシ・・・行ってないよ。
そうさ、ワシは魚釣りに行ったわけではない。決して・・・ない。ワシは単に高級リゾートで休息を楽しんだだけなのだ。
まずはランチ。
どうよ！！この高級リゾートならではの三ツ星シェフによる茶色い飯！！
さすがは高級リゾートである。まず飯の茶色具合が申し分なく、ハイカロリーを想像させるシェフの心遣い。
良いではないか。しかもマヨ付きという心憎いばかりの演出。
バックには青い海。気のせいか、釣り竿のようなものがぼんやりと写っているが、勘違いしないでほしい。これはリゾート敷地内にあるオブジェである。決してワシの釣り竿ではない。
お腹を満たした後は、ゆっくりと惰眠をむさぼる。
これぞリゾートの過ごし方として正しいスタイル。
2時間はたっぷりと昼寝をした・・・。
正直に言おう・・・。
そうさ、そのとおりさ！！釣れなかったんだよーーーー！！
ワシもにわ子もかなり真剣に頑張ったのだが、型が小さかった。
この日は釣る前にルールを決めていた。
３５センチ未満の魚はリリースというルール。（釣りを始める前はでっかいクロを釣る気満々であったのだ）
ところが釣り始めてみると、３５センチどころか、手のひらから足裏サイズのクロばかり。最大でも３２センチであった。なので、釣り始める前に決めたルールにしたがって、お持ち帰りの魚はゼロ！！だったのである。
あ～あ、クロのシーズンは終わっちゃったのかなあ・・・。
海がダメなら山じゃ！！
お持ち帰りの魚がゼロであった博多家。食料が・・・ない！！のだよ！！
このままでは飢え死にしてしまう。
せっかくためこんだお腹のぜい肉を維持するためには、食わねばならない。
そこでワシとにわ子は山へ芝刈りに行くことにした。
いざゼロ円食材を求めて山へ行ってくるぜえええ！！
おっつ！！出てますなあ。春の野草と言えば、『つくし』。つくしの後ろには『アザミ』も見えるな。アザミも新芽を天ぷらにすれば美味なのだよ。
これはみなさんご存じの『ふきのとう』だ。
これは少し花が開いてしまっているが、あたりを見渡せば、食べごろのふきのとうがある。
そして次に採取したのは『のびる』である。島ラッキョウのような独特の香りがたまらない。
写真のやつは少し球根部分が小さいけれど、もっとでかいやつも沢山採れた。
山に芝刈りに来た甲斐があったぜ。
こいつらを使って、旬の味を満喫するぜ！！
お手軽に採れる山菜たち。これで我が家の食料事情はかなり改善されるはずである。
旬を食らう！！これ大事ね。
さっそく調理である。数日に渡り、これらの山菜を食って食って食いまくった。なんせ、魚がゼロだからねーー涙・・・。
まずは『つくし』と『ふきのとう』を使って、卵とじ。
つくしとふきのとうのほんのりした苦みが、卵とよく合う。
口いっぱいにつくしとふきのとうの香りが広がる。
美味めえよおおお！！
次いで、『のびる』であるが
まずはオーソドックスに、茹でたのびるを辛子酢味噌でいただく。
独特の香りと食感。これは日本酒だな。のびるを口に運んだ後に、辛口の日本酒をひと口。
くーーー！！こりゃたまらんばい！！
そして少し変り種。
のびるのプルコギ。
甘めのプルコギのタレに、少し辛味のあるのびるの茎が絶妙のハーモニーを奏でる。
山菜の食し方としては少々邪道かもしれんが、美味いものは美味い。
そして邪道ついでに
のびると豚肉の炒め物。
これもマジで美味い。
豚肉とのびるの相性は抜群である。味付けは塩コショウのみで十分。豚肉の甘さとのびるの辛味、そしてのびるのシャキシャキとした食感が口の中で踊る、踊る！！たまりましぇーーーん！！
変化球はここまでにして、また王道に戻る。
のびるの球根の天ぷら。
これは誰が食っても美味い！という料理。もうビールが止まらんぞ。
誰かワシを止めてくれーー！！
そして最後ののびる料理は
のびるの醤油漬け。
ただ単に醤油に漬けるだけなのだが、実はこれが一番美味い。
一週間ほどで食べごろになるのだが、こいつを肴に日本酒を飲むと、エンドレス酩酊に陥ってしまう。
とにかく醤油漬けにされたのびると日本酒が信じれられないくらいに合う！！のだよ。
しかもこののびるを漬けた醤油がめちゃくちゃ美味い。
ワシはこの醤油を使ってTKG、そう卵かけご飯にするのが大好きだ。
マジで美味いぞ。普段の卵かけご飯より数段美味くなる。
旬の食材って・・・いいよな・・・うんうん・・・。
魚は釣れなかったけれど、山菜で癒された博多家であった。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
クロは梅雨までお預けですかね・・・。しかし、今から山菜がどんどん出てくるので、そちらも楽しみです。
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