長崎県平戸市生月の沖磯、中江の島で実釣。
真冬なのにもう汗だく・・
風は西寄りの風である。
弱風であった風は徐々に強まる。
磯に上がり、荷物を安全な高場まで持って上がったものだから、体はすでにくたくた、おまけに汗だくである。
真冬仕様の完全防寒着で万全装備であったが、真冬にしては気温も高く、それに付随する荷揚げ運動と足場の険しさ。
準備段階で、汗~なのだ。
しかし、せっかく訪れた美しい海。
楽しまねばならぬ。
幼き日より、ちゃぶ台をひっくり返す厳しい父親に、磯釣りを叩きこまれた、にわ男。
体には『磯釣り養成ギブス』を着用し、日々鍛錬したのだ。
「にわ男よ!日本一の釣師になるのだ!」(にわ男父)
「父ちゃん!俺、日本一の釣師になるよ!」(にわ男)
誰ですかあ???
星飛雄馬のパクリだとか言ってるのは??
だいたい、若い方は、星飛雄馬とか言っても、何のことかわからんよなあ。
その昔、『巨人の星』なる、熱血無茶苦茶な野球漫画があったのさ。
その主人公が星飛雄馬(ほしひゅうま)。
その主人公が、すんげえ魔球を投げるわけだが、その魔球を投げるために父親が飛雄馬の体に装着したのが、そう、『大リーグボール養成ギブス』なのだ。
なんの話かわからなくなってきたのので、釣りに話を戻そう。
潮は左から右へ。
まずまずの流れ。
雰囲気はバッチリである。
しかも、毎投ごとに何かのアタリがある。
ところが針がかりしないため、その正体がわからない。
そこで針のちもとに、口オモリをうってみる。
すると、手のひらくらいの木っ端グロが次々に釣れだした。
こいつらが、いっぱいおるのか・・・。
なかなか手ごわいかもしれんな。
しかし、こいつらがおるということは、我慢して釣ってれば、サイズアップする可能性はある。
左からの強くなった風に耐えつつ、釣り続ける。
頑張れにわ男!
負けるなにわ男!
んんん~??このセリフも・・・シロモッチのパクリじゃん。
シロモッチをご存知ない方に、お知らせ。
釣りビジョン(釣り番組専用チャンネル)の番組で『楽釣楽磯宣言』なるものがあり、その登場人物がプロアングラーの城本氏、通称『シロモッチ』。
この番組内で釣れそうにない時に、ナレーターが口ずさむセリフが「頑張れシロモッチ!負けるなシロモッチ!」である。
パクッてすまぬ、釣りビジョン・・・。
などと、言っていると
やったかあ!にわ男。
なかなか竿も曲がっとるやん。
これだけ見ると、釣りビジョンの番組みたいだぞ。
釣れてる感満載ではないか。
うおおおおおお!
どおじゃあ!!
って・・・
いけませんなあ・・・、誇大な表現・・・。
JAROに訴えられまっせ。
誇大な表現、それ、違法!!
だいたい、クジラが釣れるかいな!アホなことを。
ほんとは、30cmほどのクロであった。
まあしかし、このくらいあれば刺身にできるので、よしとしましょ。