
長崎県平戸市、阿値賀島釣行の博多にわ子編。
磯にあがれば全開だぜ!
ワシはイスズミしか釣れず・・・
同行のW氏はしぶい状況ながらも、ポツポツと良型を釣り上げる。
さてさて、にわ子はどうだろう。

まじですかあ!
のっけから、一升瓶片手に準備中。
これも博多にわ子の釣りアイテムである。
奥歯で
ポンッツ
と一升瓶の口をあけると、ひとしきり口に日本酒を含み、海にめがけてプシューーーっつと霧状に吹き出す。
海の神様に奉納である。
ワシよりもはるかに海の男っぽい。
かっちょいいのだ。
奉納が終わり、準備が整うと、いよいよ秘技炸裂である。

と思いきや・・・
まだ飲むのかあ??
そこいらに酒瓶が散乱しとるぞ。
あ、
海に落ちたやつはちゃんと回収してよ~。
さあ、
もうそろそろかな。
秘技炸裂は。

デタあああ!!
奥義、『酔釣拳(すいちょうけん)』!!
酒を飲めば飲むほどに、予測不能なルアーさばきが可能になり、超強力に魚へアピールすることができる、とても恐ろしい奥義である。
この奥義の使い手は、釣り業界広しといえど、にわ子以外にいない。

いい感じで酔いがまわっているようだ。
右に左に揺れる体に合わせて、ラインがまるで生気を帯びているかのように動く。
それに伴い、ジグヘッドに装着されたワームが、まるで生き物のように輝きを放つのだ。
それにしてもどこでこのような秘技を身に着けたのか・・・。

その昔、中国の少林寺には「酔拳」なる奥義があったと聞く。
また、南斗聖拳の伝承によるとその一派に「南斗水鳥拳」なる奥義があったと聞く。
おそらく、博多にわ子はこの両奥義を極め、かつ融合させたにちがいない。
恐ろしい・・・。
そして酔釣拳を用いて、にわ子が釣り上げた魚がこちら。

どひゃあ!!
アコウ(キジハタ)である!!
またまた高級魚ゲットである。
当然、にわ子のドヤ顔は港に着くまで、ドヤ顔のままであった。
悔しいが仕方がない。

結局
今回の釣行での釣果は
W氏が30cm前後のクロを6尾。
にわ子が高級魚のアコウ1尾。
ワシは・・・
これ以上傷つけないで。聞かないで。ほっといて・・・。
次は負けんぞおお!!