
長崎県平戸市生月町の波止場釣行続編。
良型のクロを求めて。
海っていいよな・・うんうん。
何だか今のワシって、海と会話してるぞ。
自然との一体感、これが釣り道だ。
そんな余韻にひたっていると、遠くの方から
ブロロロロ・・・・・
と、サーキットで走るような車の音が。
こ、こ、この音は!
そう、さすらいの上物師W氏である。

Wさん、ついこの間、磯に行ってなかったっけ??
好きねえ~。
しかも、その体力、アッパレ!!
そしてやはりこの方も参戦。

晴気エリアの主と呼ばれる男、Mr.晴気氏である。
この前あんなに大漁だったのに、また魚と遊びたくなったんだな。
うんうん、これぞ釣り師。
お二人の参戦により、波止場はがぜん楽しくなってきた。
と
思うだろ?
ここからが、釣り人の苦悩が始まるわけよ。

良型のクロを釣るために、ワシらはここへやってきた。
この波止場は過去、40cmオーバーの実績があるところ。
当然ワシらも40cmとまではいかないにしても、35cm程度のクロを求めているわけだ。
上のW氏のヒットシーン。
何やら苦笑いだろ。
そう、魚は釣れる。
釣れるんだけれども、全て木っ端グロ(手のひらサイズ)。
頑張っていれば、木っ端グロの下あたりに潜んでいる良型のクロが釣れるはずだと信じて、仕掛けを投入し続けるのだが、いつまでたっても木っ端グロ。

いくら釣り続けても、投入ポイントを変えても、探るタナを変えても(この日はヒトヒロ半から竿2本半までタナを探り続けた)、釣れるのは手のひらサイズの木っ端グロ。
数時間に及ぶ、木っ端グロとの格闘で、ワシはもうヘロヘロ。

もうもたない・・・。
そうだ!
こんなときは、腹にエネルギーチャージや!!

海を眺めながら、巻きずしにおいなりさん。
疲れた体にお揚げさんの甘さが染みわたる~。
海で食べる弁当って、なんでこんなに美味いんだろう。
至福だな。
さあて、元気をチャージしたし、少し釣り場も休ませたし、これできっとでかいクロが食いついてくるぞ。
と、何も根拠のない期待。
木っ端グロの猛撃に耐えながら釣っていると、
今までにないひきが!
何者だ??

痩せた魚~。
一応チヌ(黒鯛)ではあるが、おそらく産卵後。
お腹がぺっちゃんこ。
身も痩せていて、なんだか美味しくなさそう・・・。
こんなやつしかいないのかな・・・今日は・・・。

全く、勘弁してほしいのである。
美味しく食べられる魚は釣れるのだろうか・・・。
W氏も、Mr.晴気氏も、同じようにずっと木っ端グロに悩まされ、とうとう場所移動を決断。
ワシとにわ子は場所移動の元気もなくなってしまっていたので、このままここでほんの少しの可能性にかけてみることにした。
さあ、残り時間もあまりない。
美味しい魚は釣れるのだろうか。