‟ビフテキ”という言葉が放つ魔力。あなたは抗えるか。

ステーキと言ってはいけない。‟ビフテキ”なのだ。

幼少期の思い出。

ワシがまだ小学生の頃だったと記憶している。

親父が「おい、今日はビフテキを食わせてやるぞ。」と言ったことを思い出した。

ビフテキ??

何なのだ、その、えも言われぬ言葉が放つ美味そうなものは!ビフテキ・・・知らんが、とてつもなく美味そうだ。親父がわざわざ食わせるというくらいだから、美味いに違いない!そう思ったものだ。

そして食わせてもらったのが、でっかい牛の肉であった。

ぎょえーーー!!!すげえぞ!!はじめ人間ギャートルズのマンモスの肉みたいじゃないか!!

ほぼ初めて使うフォークとナイフ。

ひとくち食べた感動は忘れられないな。美味かったのなんの。

それまで肉と言えば、鶏肉かマトンかみたいな感じであった。当時牛肉なんぞ高くて滅多に食べられるしろものではなかった。

そんなだから、ワシにとって、牛ステーキは『ステーキ』ではなくて、やはり『ビフテキ』なのだ。

そうだ!ビフテキを食いに行こう!

福岡に創業35年を誇る『ビフテキ屋』がある。

その名も『ウエスタン』。

今では10店舗以上あるようだ。

しっかりと、ビフテキ屋を全面に押し出している。

ステーキ屋ではない。ビフテキ屋なのだ。

店に入ると堂々と牛が幅をきかせている。

そして、変なオッサンもいる。

ここのビフテキは超レアで出てくる。

あとは好みで鉄板に広げて、自分の好みの焼きをする感じである。

ただ、肉の注文量を多くしすぎると、肉を好みの焼き加減にする前に鉄板が冷えてくるので、要注意。

さて、まずは、麦ジュースでしょ!!

肉が焼きあがる前に、麦ジュースで喉を潤さなければならない。

この日、にわ子は残念ながら、アルコールが入っていない麦ジュース。

車の運転をかってでてくれた。感謝である。

麦ジュースを飲みながら待っていると、ほどなくして、ビフテキが運ばれてきた。

うんうん、これこれーー!!

ワシが頼んだのはビフテキサーロイン、にわ子はビフテキニューヨーク。

肉の量は4オンスから1ポンドまでお腹の具合に合わせてチョイスできる。

ちなみにこれは8オンス。およそ220gくらいだ。

黒板に書かれてある通り、かなりのレア状態で運ばれてくる。

少しよく焼きたい方は、すぐさま肉を鉄板に広げて、焼き焼き。

程よい焼き加減になったら、一気に口へと運ぶのだ。

見よ!この無駄にでかいニンジン様

ハイカロリー養成のために乗せられたガーリックバター。

まさにビフテキである。

ではいただくとするか。

ぱくり!

ジュン、ジュワーーー!!である!!

うめえよおーー!!美味い!!今ワシは肉を食っているぞ!という実感がある。

ニューヨークもサーロインも美味かったが、どちらかと言えば、ニューヨークの方がワシの好みかな。

肉肉しい感じで赤身の旨味が存分に発揮されている。

麦ジュースをもう一杯!!

美味いビフテキに至福の時を過ごしたのであった。うーーん、大満足!

本日もご覧いただき、有難うございました。

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