長崎県平戸市『大崎の地磯』釣行。
負けられんのさ。
『博多にわCUP』。
各地域の予選を勝ち抜いた精鋭の釣り師達が集う釣りの全国大会である。
そこには負けられない戦いがある。
総合司会を務めたMr.KABIRA氏言う。
「いい~んです!釣っちゃっていい~んです!何故なら負けられない戦いがそこにはあるんです!!いい~んです!くううう~!!」
大会ルールは以下のとおりである。
1.午前7時~午後2時までの7時間勝負。
2.途中、飯を食うのは自由。
3.悔しければ相手にヤジを入れるのは自由。
4.クロのふかせ釣りで1尾の長寸を競う。同寸の場合は自分の体重が重い方が勝ち。
こうして、戦いの火ぶたはきっておとされたのである。
お世話になった渡船はいつも優しい船長、浜本釣りセンターさん。
上がった磯は大崎の地磯、高場の地磯である。
夜明けの大会開催時間までしばし待機。
なにせこんな真っ暗じゃ、老眼鳥目のワシには仕掛けをさわることもできない。
しっかし月が綺麗じゃのお。当日は大潮であった。
にわ子も秘かに闘志を燃やしておるわ。ぐははは!!負けん!絶対に負けんぞ!
午前中に勝負あった!!と思われた・・・。
大崎の地磯付近は普段ならば潮が川のように流れる。これを攻略しなければならないのだが、大潮のこの日、何故かそんなに潮は走っていない。しかもどうやら二枚潮。表層と海中の潮の流れが逆のようだ。風はほぼ正面から吹いてくる。
釣りづらい・・・。
しかしこの状況を打破しなければ、優勝はないのである。
ワシ・・・頑張るばい。
そんなこんなで試行錯誤を続けていると、竿1本くらいのタナできたもんね。
これ、まあまあデカいよん。
隣で釣っているにわ子は気づいていない・・・。
ふふふ・・・。気づかぬうちにデカいの釣って、相手の戦意を削り取る作戦や。
そして上がってきたクロは
39センチのクロ!!
勝った・・・これは間違いなく勝った・・・。
40センチクラスを釣れば優勝やろ。
ワシ余裕ぶっこきまくりよ。
カップスープなんかいれちゃっとりして、マジで余裕。
磯の上で飲むスープをことのほか美味い。
特に勝利を確信しているワシにとっては格別に美味いのだ!ガハハハッ!!
ポタージュの温かさがワシの優勝を祝福しておるぞ。
こうしてワシは勝利のポタージュに舌鼓をうっていた。
格別じゃ、格別じゃ~。これが勝利の味ってやつね~。たまらんばい。
とその時である。
今までかな~り苦戦していたにわ子の竿が曲がったではないか。
まあ、そりゃ少しは釣らないとな。面白くないし・・・。
うそ・・・
けっこう引いてないか・・・。
いやいやそんなはずはない。ワシの勝利はゆるぎないはずだ。なんたって、39センチあるんだから。
げっ!デカいやんけ。
計測の結果・・・
40センチ。
マジかよーーー!!負けてるじゃん!!1センチ負けてるじゃーーーん!!
しかもこの後も、何かをつかんだかのように同サイズのクロを次々に釣り上げるにわ子。
かたやワシはというと、余裕をぶっこき過ぎたのか、全然釣れなくなってしまった。
ポタージュスープで勝利の余韻に浸っていたワシは一転、失意のどん底よ。
バチが当たったのかしらん。
かくして博多にわCUPの勝者は?
がははは!
見よ、見るがよい!この勇姿。
46センチのクロだぜ~。
最後の最後にどかーーんときちゃったのさ~。
そう、博多にわCUP全国大会、総勢2名の参加者のうち優勝したのはにわ男ちゃんだったのさー!
しかし今回は良型ぞろいで、この46センチのクロを頭に、二人で40センチ前後を10尾釣っちゃったよ。
ちょいと出来過ぎですなあ。
今年の釣り運を使い果たしたかも・・・。
今回もご覧いただき、有難うございました。
いやはや白熱した戦いでした。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加しております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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