長崎県平戸市『上阿値賀島』釣行。
あ・・・あなた様はもしや・・・
ここんところ、どうも納得のいく釣果が得られていないワシ・・・。
前回、ボウズ記録の更新は何とか免れたものの、何だか納得いかない・・・。
そう、ワシはスランプ真っ只中なのである。
そのくせ、にわ子はドヤ顔で絶好調ときてる。ぬぬぬ・・・。納得いかぬ。何かがきっと間違っているのだろう。その原因がワシにはわからんのだ、困ったことに。
そんな中であるが、週末になるとウズウズと潮風のお誘いを思い出す、釣り人の悪い癖が出てくる。
ガハハハ!!どうしようもないな!!!
てなわけで、平戸の『浜本釣りセンター』さんにお世話になる。
今回の釣り場は、長崎県の平戸沖にある、上阿値賀島の『北の瀬』。
潮通しの良い一級磯である。
ナハハハ!!これで爆釣は約束されたも同じさね。(と、釣る前まではいつもそう思う・・・)
北の瀬にのったワシとにわ子。
潮は外海に向かって、左から右にジャンジャカ流れている。潮が流れていることは良いのだが、あまりにもぶっ飛んで流れると釣りづらい・・・。
あああ・・・もしかして・・・この本流に翻弄されて、またボ・・ウ・・ズ・・なのかな・・・。
そう思っていた時である!!
誰かがワシに話しかける。
「魚の声を聴きなさい。座して静かに魚に語りかけるのです。それが釣道じゃ。」
その声の主は・・
おおおお!!!
あなたは、あなた様はもしや、あの幻の釣師と言われる『半魚心(はんぎょしん)』さんではないか!!
見た目がにわ男に似ているが、決してにわ男ではない。
半魚心さんである!
魚の心が半分だけわかるという、半魚心さん。
お会いできて光栄っす!
「聞くところによると、最近、にわ男君はスランプらしいじゃないか。今日はそんな君に、ひとつだけ私の必殺技を伝授しよう。」
何と、半魚心さんがワシに必殺技を伝授してくれるという。
ありがたや、ありがたや~。
して、その必殺技とはどのようなものなのか。
出たーーー!!
必殺、五十肩キャストである!!!
ここで解説しよう。五十肩キャストとは、鋭い肩の痛みに耐えながら、ピンポイントで正確にキャスティングするという大技である。この肩の痛みに耐えながら、海の中の魚と対話する。唯一無二の必釣法なのだ。
「よいか、にわ男君。この本流を果敢に攻めるのだ。そうすれば、お魚の声が・・・聞こえてくる・・・はずだ。」
そう言い残し、半魚心さんは消えていった。
半魚心さんのアドバイスを守り・・・
半魚心さんにいただいたアドバイス通り、ワシとにわ子は本流の中を果敢に攻め続ける。
そして
伝授された必殺技を惜しげもなく繰り出す!
五十肩キャストーー!!
五十肩キャストーー!!
そしてお魚に語りかける。
「どこにおるんじゃ~。美味しい餌はいらんかえ~。」
すると
おおお!!
いいじゃねえか!!
立派な丸々としたイサキだ。しかも40センチくらいある。なかなかの上等品。
久々の重量感を味わったワシは満足。
そしてにわ子も
立派なサイズのアラカブ。
さすがは半魚心さんである。
そのアドバイスは的確そのもの。本流を辛抱強く攻めた成果である。
その後も良型のイサキやアラカブを釣り上げることができた。
五十肩キャストからの・・わらしべ釣法。
いやはや、今回の釣行は満足だぞ。
良型のイサキとアラカブが釣れたのだから、言うことはない。今夜の晩酌が楽しみだ。
そんなことを考えながら
半魚心さんから伝授された必殺技の鍛錬を重ねるワシ。
五十肩キャストーーーー!!
鍛錬は大事である。
その時、ワシのウキが綺麗に消し込んだ。
おお!!またまたいい感じのイサキかな・・。うんうん、良い引きだあ!
とイサキとのやりとりを楽しんでいると
ガツン!!
と急に異常なまでの魚の引きが!!
これ・・・イサキじゃない!!
なんなんだあーー。この重さと強い引きは!!
竿は大きくしなり、ドラグは出て行く。ハリスは幸い2号まで上げていたので、何とか耐えられているけど、何だか耐えられそうにないくらい、強い引きだ。
にわ子にタモ入れを手伝ってもらい、あがってきた魚にびっくり!!
特大のヒラメである。
75センチの大ヒラメ。
こいつの口の中から、ゲボッと出てきたのが、イサキ。つまり、釣れたイサキにこいつが食いついたってことだ。
これぞまさに、『わらしべ釣法』である。
しかし、2号のハリスでよく切れずに釣れてくれた。
それもこれも、半魚心さんの五十肩キャストのお陰だ。
イサキに、アラカブ、そして特大のヒラメと、美味しい魚三昧を楽しめそうだ。
有難う!!
半魚心さん!!
本日もご覧いたさき、有難うございました。
いや~、びっくりしましたよ。こんなヒラメ、初めて釣りました。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
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