長崎県平戸市『早福瀬』釣行。
釣友さん大集合の巻。
全国的に寒波襲来予報の週末、風が一瞬弱まる日に釣り変態は大集合する。
これ、釣人の性ね。
ワシもそのひとりさ。
冬は北西の季節風が強いため、北部九州での釣りは常に天気予報、特に海上の風予報とにらめっこである。
この日も前日は北西風が爆風で、なんとかその風がおさまり、海上のうねりが少々残る中の釣行となった。
お世話になったのは今年初となるいつもの『浜本釣りセンター』さん。
図らずも同船となったのは
へっぽこさん、謎多き釣師K氏、流離の上物師W氏、そしてワシとにわ子である。
みんな極寒の磯に行くなんて・・・ド変態ちゃんねえ。
ワシらが上がった磯は、なんと幸運にも『早福瀬』。一級の磯じゃ!!
へっぽこさんと謎多き釣師K氏は上早福瀬に、ワシとW氏、そしてにわ子は下早福瀬にあげてもらった。
船長に感謝である。
しかし・・・寒い・・・寒いぞおお!!
焚火で暖をとる。
*焚火をするときは焚火台の上でやろうね。直火は磯を汚すからな。
脚と手が・・・めちゃ寒い・・・というか、痛い。
とりあえず暖をとりながら、夜明けを待つのだ。
釣りをしない人からみたら、なんでこんな思いまでして釣りをするんだろう・・・って思われるかもしれんが、そこまでしても釣りをしたくなるのが釣りの魔力なのである。
にわ子もW氏もまだ薄暗いうちから準備を始める。
すげえ・・・。
何がすげえのか・・・。
薄暗いうちから準備を行える目をもっているのがすげえのだ。
ワシは老眼鳥目のダブルパンチで、ある程度の照度がないと細かい作業は全くできない。
糸も針も見えなーーーいのである。
何でこの明るさで見えるわけ??
ようやく少ーーしだけ明るくなってきただけなのに。
ワシだけ・・・おいてけぼりやんかああ。
日が昇り準備開始のワシ。その横で・・・
ようやく明るさが増してくると、ワシは準備開始。
しかし日が昇って明るくなっても、強烈な老眼は存在するので、細かい作業は苦戦の連続である。
そんなワシを尻目に・・・
マジでーーー!!
W氏、もう魚をかけてるやーーーん!!
ワシ、まだ針も結んでいないのに!!
しかもかなりの重量感、見ていてもわかるくらい。
これって、でかいんじゃないのーー!!竿がぶち曲がってまっせーー!!
そしてあがってきた魚は・・・
何と40センチオーバーの立派なクロ!!
おめでとううう!!朝一番から縁起が良いじゃないの。もう今日の仕事は終わったな。40オーバーが釣れたらもう満足でしょう。まだワシは針も結んでないけどね・・・。
しかし初っ端から大物のクロに出会えるとは幸先良いスタートである。
ワシも早く釣りてえぞ。
でっかいやつ、釣りてええええ!!
それにしても・・・うねりが怖い・・・。
釣行日前日の海は大荒れだったようで、爆風とそれに伴う波のうねりが強く、その余韻がまだ海に残っていた。
時折、うねりからくる波が磯に打ち付け、大しぶきをあげる。
磯を超えて馬鹿波が襲ってくる。
一番高い部分は安全だったけど、高い部分は三人立つとすし詰め状態。
ここでこんな状態なんだから、ここより狭いへっぽこさん達があがっている上早福瀬はもっとしんどいに違いない。
こちらから観察していると、たまに背丈よりはるかに高い波しぶきが上がっている。
きっと・・・ずぶ濡れだろうな・・・。かわいそすぎる・・・。
まあ、ワシらもけっこうずぶ濡れだけどね。
そんな中、ワシにもその時が。
釣り始めは0号の棒ウキでゆっくりと沈めながら釣ってたんだけど、横からの強風と波のうねりでどうも仕掛けの馴染みがよくない。
そこで思い切って5Bの仕掛けに変更。どっしりと仕掛けを沈めて安定させる作戦に。
タナは竿一本くらい。
すると
きた、きたーーー!!きちゃったもんねー!!
重量感たっぷりの引き!
もうたまらんぜえ!
これがあるから釣りはやめられんのさ。
じゃじゃじゃーーん!
あがってきたのは40.5センチのオナガ。体高があって、実に美味そうなオナガである。
釣った瞬間から刺身を思い浮かべ、その隣にはシュワシュワの麦ジュースが鎮座しておったわ。ガハハハ!!
その後も
45センチのクチブトを追加し、ワシの漁は終わった。
どうよ、今日のワシ、ボウズじゃないんだぞ。ボウズを期待してた?
何、何~。
ボウズじゃないにわ男はにわ男じゃないって~。
まあ、まあ、そんなこと言わずに、たまには釣らせてよ~。
そしてW氏も
竿を曲げ続ける。
よっ!!流離の上物師!!
W氏はこの日、最長45.5センチを筆頭に、40オーバーを3尾釣り上げた!
当然クーラーは満タン。
釣り過ぎ注意報発令である。
こんなに釣って食べきれるの~??と心配の読者諸氏、ご心配なかれ。このクロちゃんたちは立派にお弁当屋さんのおかずになるらしい。新鮮な魚が入ったお弁当って・・・美味そうじゃな・・・。
そしてワシはというと
40オーバーを2尾と35センチ2尾を持ち帰った。
それより小さいサイズはリリース。我が家ではこのくらいあれば十分。クロしゃぶパーティーが開けるぜ!!
そしてひとりルアーで頑張っていたにわ子は・・・
撃沈・・・。
釣果をあげたW氏の後ろ姿。オーラが出てるぜ!!
にわ子・・・何も言うまい・・・。
午後1時半納竿。ワシを上回る変態ちゃん出現。
午後1時30分に少し早めの納竿。
帰りの船でへっぽこさんと謎多き釣師K氏と合流。
お疲れ様でした~。と言葉を交わした後、ワシは衝撃に襲われた。
な、な、何と!!このまま皆で港に帰ると思いきや!
謎多き釣師K氏はそのまま瀬替わり!!
ま、ま、マジっすか!!まだ釣り続けるんですか!!
その他のメンバーは体力を使い果たし、ヘトヘトの状態。
ところがである。
K氏はまだまだ体力充実。しかも瀬替わりした後もそのまま磯に泊って、次の日まで釣りを続けるというではないか!なんという体力の持ち主。
ワシは思った・・・。この方は・・・鉄人じゃ。いやもはや釣り仙人と言っても過言ではない。
もっと言えばド変態である。(Kさん、ごめん・・・。)変態の極みと言っていい。
どこにそんな体力があるのか。羨ましい限りである。
これからはK氏をみかけた時、ワシはリスペクトのあまり拝んでいるに違いない。
帰りの船の中、K氏の体力と気力に羨望のまなざしを向けながら、ずぶ濡れになった自分の姿を見て、思わず・・・パーでんねん(古!!)のポーズを決めるワシであった。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
いやはや、釣り仙人K氏のすさまじい姿を目の当たりにした私は思わず「すげえ!」と叫んでしまいました。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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