ついにこの季節がやってきた。

旬のかぼすで『かぼす胡椒』を作るのだ。

母さんが~夜なべをして~♬

かぼす~を剥いてくれた~♬

というわけで、ひたすら、かぼすの皮を剥いたの回だ!

9月に入ると、かぼすの産地大分県ではぞくぞくと路地物のかぼすの出荷が始まる。

博多家ではその中でも特に産地として有名な『豊後竹田』まで出向き、道の駅竹田でとれたて新鮮なかぼすをゲットすることにしている。

今年は4キロのかぼすを購入し、恒例のかぼすの皮剥き大会を開催した。

写真にあるかぼすで、だいたい2キロだから、おおよそこの倍量の皮を剥く。

なるべく白皮を避けて、青いところだけを剥くのだ。白皮はえぐみがあるので、できるだけ青いところを剥くように心がける。

ひたすらに皮を剥く。

この間、ワシら夫婦の間に会話は一切ない。

ひたすらにかぼすを剥き続けるその姿は、まさに職人である。

昨年も紹介したが、あらためて『かぼす胡椒』の材料を。

かぼす胡椒をつくるにあたって材料をあらためて紹介しよう。

  かぼす(4キロ分)の皮(青いところ)

  青唐辛子:40g(種を除いたもの)

  塩:かぼすの皮と青唐辛子の重さ×15%の量

  かぼす果汁:150cc

たったこれだけ。

あとは全ての材料をミキサーにかけて、ペースト状になるまで粉砕して混ぜるだけ。

皮を剥くのも大変だが、果汁を絞るのもひと苦労。

皮を剥き終わると、次に襲ってくるのが大量の果汁絞りである。

果汁はかぼす胡椒の材料としても使うが、残った果汁は焼酎に入れて飲むと美味いぞ!!

焼酎の水割りに、ほんの少しの果汁を加えてぐびり!柑橘のほのかな香りと、かぼす特有の酸味が加わり、これがたまらんのさ。

ただ、果汁はそのままだとあまり日持ちはしないので、冷蔵庫に入れて早めに使ってしまおう。

あとは清潔な容器に保存して1年間楽しむ。

出来上がったかぼす胡椒は清潔な容器に入れて保存する。

博多家ではダイソーで瓶を購入して、それを煮沸消毒し、その中で入れて保存している。

1週間ほど冷蔵庫に入れておいて、塩を全体になじませる。

その後は冷凍庫で冷凍保存すれば、来年の今の時期までは使えるのだ。

賞味期限は冷凍保存で1年だな。がははは!!

ところで、豊後といえば豊後牛。

ところで、かぼす以外に豊後といえば読者諸氏は何を思い浮かべるだろう。

そう!!豊後といえば、『豊後牛』であろう。

わざわざ豊後まで行ったのだから、こいつを食わない手はない。ってか、かぼすよりもそっちのほうが楽しみだったりしてな。

美しいサシが適度に入り、肉の旨味がダイレクトに味わえる豊後牛は、まさに絶品なのだ。

そこでワシらはめちゃくちゃ腹をすかせ、某店に入ったわけ。

そこには豊後牛を使用したハンバーグが名物とあった。

今までステーキなどで食したことはあったが、ハンバーグは食ったことがない。これは!!食うしか!!ないばい!!

店内に入り、着席。店内メニューにもハンバーグのメニューが一押しの状態で掲載されている。

おおお!!これは!!食うぞ!!と思った瞬間・・・手が・・・ワシの手が・・・ぬるぬる・・・。

そう、メニュー表が調味料やら油やらでぬるぬるだったのだ。

オーーーマイ!!ガーーーーー!!

店内の清掃が行き届いていないのだ・・・。何だか嫌な予感しかせんぞ・・・。

ま、しかし、豊後牛のハンバーグが美味けりゃ見て見ぬ振りをしようではないか。

運ばれてきたぞ。

見た目は美味そうである・・・。しかし・・・何故かあの特有のジュージューという夢の音楽が聞こえない・・・。気のせいかな・・・。

まあ、要は味だ。味であるからな。

さあ、いよいよお楽しみの開帳の儀である。ハンバーグの中央に切れ目を入れて、オーープン!!

ってノーーーーーーー!!

肉汁のナイアガラフォールが、全くないやんけーーー!!

ハンバーグの醍醐味は、切った瞬間に溢れ出る、肉汁のナイアガラフォールなのに、このハンバーグ、一滴も流れてこないーー!!

いや、まてまて。慌てるでない。きっとシェフが特殊な技法で肉汁のナイアガラをどこかに閉じ込めているに違いない。素人が早合点してはいけない。

まずはひと口食ってみよう。

・・・・・チーーーーン・・・・・。終わった・・・。

食感はまるでコンビーフ。舌触りが良くなくて、肉感が全くない。しかも中は熱々なのに表面は熱くない。これは・・・これはもしや・・・ワシの感であるが、焼き置きしたのもをレンジでチーーンとかしてないか?

その証拠に、表面に焦げ目はついているものの、香ばしさが一切伝わってこないのだ。

やっちまったー!!終わっちまったー!!

しかしワシらはめちゃくちゃお腹がへっている。なので、これまた市販のデミグラスソースであろう代物を、ハンバーグにたっぷりとまぶして、なんとか食い切った。

ここでワシの豊後牛のハンバーグという夢は無残にもバラバラになってしまったのだ。ショック・・・。

これで、およそ一人前2,000円という暴力に屈し、店をあとにしたのであった。

みんな、やはり口コミチェックは大事かもよ・・・。

今回もご覧いただき、有難うございました。

今年もかぼす胡椒は上手にできました。さて、釣好大全九州ではブログランキングに参加させていただいております。よろしければ下のにわか面をクリックしていただき、応援いただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。

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