降り立ったのは35度の炎天下、佐賀県鎮西町の馬渡島。
だってしょうがないじゃない♬
気温35度。
おとなしくしとけばいいものを、と普通は思うわな。
でも何故かウズウズ。
海が呼んでいた。
にわ子はこう言う。
そう、行くのでるある。
しゃあないやない。
俺のせいやない!魚が呼ぶからいけんのじゃ!
というわけで、午前8時30分、馬渡島行の定期船に乗り込んだ。
およそ30分で馬渡島に到着。
今回の釣り場は定期船発着港の波止場。
外海向きに釣座をとる。
まずは日よけの基地建設。
小型扇風機も完備したナイスリビングである。
これにソファがあると完璧だ。
太陽光を遮ると、一瞬、涼しくなるが、やはり気温は35度、変わらん。
今回も一応、最初は大物狙い。
離島の朝一番は大物狙いやろ!
そう思い、磯竿5号に道糸6号、ハリス5号に真鯛針12号の完全大物仕掛けを用意。
これにキビナゴをつけて底に落とす。
狙うは、超他力本願的釣法でアラの小さいやつでもこんかなあ作戦。
プラス置き竿ほったらかし作戦である。
たばこをぷかぷかふかしている間に、放っておいて、回収してみる。
まじっすか・・・。
一投目から、根がかり。。。
やる気エネルギーが一気に40%減。
早くも大きなダメージだ。
その後第二投目も根がかり・・・。
エネルギーがさらに20%ダウン。
ダメージがでかすぎるやろおお!!
そこで、根がかりしないように、手持ちで釣ってみる。
ゴンゴン!!ゴンゴン!!
あたりがある、ある~^^
しかし、魚自体が小さいのか、あたりはあるものの、エサのキビナゴだけがすっからかんに。
小さい魚にエサを与えるだけに終わった。
エネルギーゲージはさらに20%ダウン。
ほぼ気力がなくなった。
その間、にわ子はうきフカセ釣りをしていた。
暗雲がたちこめる。
あたりすらないって、どういうことや!
魚は夏休みか?
そりゃあ、この気温。魚も暑くて避暑地にバケーションしてるかもしれん。
とりあえずワシもうきフカセの仕掛けを組む。
あまりにも釣れないためか
ここでにわ子が新たにあみだした技を繰り出す。
ニョキニョキ伸び伸び仕掛けを送る光線である。
上半身を海へと伸ばし、仕掛けを海中になじませるという、なかなか高度な技である。
いったいいつの間に修行していたのであろうか。
きっとこっそりやってる・・・。
潮は基本的に右から左へ流れる潮。
風が強く、仕掛けがなじんでいないようであった。
それを補完したのだ。
そして、ついににわ子が変身する。
本気だ。
そう、スーパー釣人(つりんちゅ)に変身したのだ。
その直後、にわ子に初ヒットがおとずれる!
かなりのひきである。
強いひきにやりとりを楽しむにわ子。
竿さばきだけを見ていると、釣り番組である。
魚をいなし、やりとりをしているにわ子の顔が段々とドヤ顔に変わる。
目でワシに「タモ入れをしなさーーーい」と訴える。
今日も、ワシはタモ係に終わるのか・・・。
そんなことが脳裏をよぎる。
水面に浮かんできたのは、大きなイサキ。
40cmはゆうに超えている。
あがってきたのは41cmの大型イサキ。
ようしゃべるばい!!
釣った釣り人は、ようしゃべる!!
あるあるだな。
しかし、ポリシーもプライドもないワシは、要は潮が早く、風も強く、仕掛けがなじんでいないから重い仕掛けにしたほうが良いと理解した。しかもタナは深い。
さっそく真似せねば。
魚を釣るには、釣ったひとの意見をきくのが早い。
ウキを1号にチェンジ。
落としオモリに0.8号。
ハリスの真ん中にBのオモリ。
その下に5号のジンタン。
超ドッシリ仕掛けにチェンジしたワシの結果は次回!