全身筋肉痛に襲われる運動不足の体。
しかし釣りへの興味は筋肉痛を上回るのである。
慣れない農作業を一日中行った翌日、早くも体が起き上がらない。
よっこらしょ・・・
の掛け声がどうしても必要だ。
まるで筋肉と意思の連動が途切れたように、体が動かん・・。
情けない・・。
それでも一日休養をとると、少し元気が回復し、心がもやもやしてくる。
そうさ!!
海が呼んでいるのさ!!
釣りへの興味は筋肉痛を上回るのである。
ということで、3~4時間勝負と決めて、佐賀県唐津市の肥前大橋を超えて、長崎県松浦市の鷹島へやってきた。
ここは鷹島の西側にある、船唐津港。
風が北東の強風予報だったので、ここならいけるかもと思い、やってきたのだが、やはり風はかなり強い。
しかしそれよりもなによりも、メチャクチャ釣り人が多い。
堤防の端から端まで、ざっと20人以上はいる。
釣り人は天気が良いと、海に行きたい病を発症するようになっているようだ。
本日、ワシはふかせ釣りの予定。
にわ子は、はまり始めたショアジギングっていうカタカナの釣りだ。
ようよう釣座を確保すると、隣には、まるで仙人のような風貌のおっちゃんが。
白い髭を蓄え、渋い棒ウキを眺めている。
何と、釣り仙人はバリを狙っているとのこと。
渋い!!
そんな釣り仙人の竿が曲がる!!
すげえ!!
シマアジやん!!
流石は釣り仙人、奥が深い。ガマの竿に棒ウキ。ただ者ではない。
ワシも頑張るどおお!
気合はいつも入っている。
意気込みはいつも人一倍だ。
しかし、釣り仙人と腕の差がありすぎるのか、ワシにかかるのは極小木っ端クロやアジゴばかり。
仕掛けもどんどん変化する。
0号のウキ→B浮力→2B浮力最後は1号までいった。
ウキ下もヒトヒロ半から竿2本半まで。
なかなかの苦戦である。
一方にわ子はというと、
島民の小僧のようにジギングってやつを楽しんでいた。
しかし、釣れん・・。
そんなワシに待望のあたりが。
竿2本半ほどのタナで遠投していたところ、ズボっとうきが消し込んだ。
あがってきたのは
というのは・・・
うそです・・・。
すまん・・。
ほんとうは・・・
これだった。
現実は厳しい。
しかし、強風ではあったものの、天気は晴天。
少々暑くはあったが、風のおかげで耐えられないような暑さではない。
時折曇ると、風が心地よく感じるほどであった。
釣果としては
チャリコが数枚。
あとは極小木っ端クロやアジゴ、そして手のひらほどのバリ。
釣り仙人は狙い通り、バリを数枚あげていた。
近くで釣っていたルアーマンはネリゴを4~5本釣ってたぞ。
やるなあ~。
まだまだ厳しい戦いが続くな。
早くお刺身サイズのクロと出会いたい!!
と、せつに願うにわ男とにわ子であった。