的山大島釣行最終日
張り切って朝5時に起床
風情あるお宿に宿泊し、翌朝。
前日の貧果が悔しくて、早起きしてしまった。
5時に起床。
帰りのフェリーが午前11時であったので、その間、的山大島での最終釣行である。
外はまだ暗闇。
ゆっくりと準備をして、午前6時前に宿を出る。
『せの川』さん、お世話になりやした!
この日は時間もないことから、フェリーが発着する的山港で釣ることにする。
三時間と少々のお魚さんとの勝負である。
どうも様子がおかしい。
港について、まず感じたこと。
か・か・風が強えええーーー!
強風である。
こんな予報だったかなあ?
確かに海は多少うねるかな・・・という感じの予報ではあったが、こんなに強風とは。
ショアジギングのにわ子、ふかせ釣りのにわ男。
どちらもこれでは道糸が強力にふけて、魚のあたりがわからないのではないか?
それっくらいの風であった。
まあ、そうは言っても、あと三時間ほど。
ここで最後の勝負にでるしかない。
仕掛けを整え、釣り始める。
案の定、めちゃくちゃ釣り辛い。
仕掛けを投げる度に、すんごい、カーブ。
道糸は風にあおられ、ほとんど釣りにならない。
ここでちょっと心配になることが・・・。
そう、もしかしたらこれだけの強風なので、フェリーが欠航するのでは?という心配がふつふつと心の中で湧き上がる。
それは困る・・。
明日は仕事である。
ピンポンパンポ~ン♪
港に町内放送が流れる。
『フェリー大島からのお知らせです。』
『本日は時化のため、午前11時20分発の♬〇×※◇になります。』
え????
何々??
時化のため、何だって??
風の音にかき消されて、よく聞き取れない。
焦るにわ男。
もう一回、もう一回言ってーーーー!!
『本日は時化のため、平戸行は薄香港になります。』
と、とりあえず、船は出るわけね。
良かった~。
後で聞いた話。
時化でうねりが強い時は、平戸港航路ではなく、風の影響を受けにくい薄香港航路になるのだとか。
とにかく帰ることができるとわかり、ひと安心。
こんなやりとりをしている最中、妙な魚が釣れた。
何だ??
この赤い魚は。
形はベラだけど、胸鰭の部分が長~い髭状になっている。
初めて見る魚だ。
自分なりに調べてみると、おそらく『イトヒキベラ』だと思うのだが、どなたか、正式名称わかる方おるかなあ??
わかったら、是非ご教示を。
魚は結局・・・
持ち帰ることができるような魚はnothing!!さ。
強風もあったが、そのせいかどうかはわからないが、湾内にアジゴが大量発生。
釣果としては、撃沈・・・なのであった。
まあ、とにかく無事に帰りのフェリーに乗れたので、よかった、よかった。
無事に平戸の薄香港へ帰港。
薄香港へ到着し、帰路へ。
ふと、超~腹が減っていることに気づく。
何も食べていないし、釣りに一生懸命だったので、腹減ってたのすらわからなかった。
どこかいいところないかなあ・・・。
と思い、平戸大橋を渡り切ったあたりをウロウロしていると、素敵な文字を発見!
その名も『勝手丼』
何とそそられるネーミング。
なんのことかさっぱりわからんが、そこがまた興味をそそる。
これは食すしかない。
広い店内は満席。
運よくカウンターに座ることができたので、もちろん、勝手丼なるものを注文。
その勝手丼の意味がこちら。
見よ!この魚のボリューム!!
丼の上に、死ぬほど魚がのっている。
というか、ワシが勝手に好きなだけ数種類の刺身を丼にのっけたもの。
そう、つまりは、並んでいる数種類の刺身を、自分の好きなだけ勝手にのっけてちょうだい、というシステムの丼なのだ。
なんと幸せなシステム。
刺身の他にも
煮付けやサラダも好きなだけ。
但し、おかわり禁止なので、最初に後悔のないように、たっぷりととっておかねばならない。
超~満腹。
最高!!勝手丼!!
こうして、幸せ感満載のまま的山大島の釣行は幕を閉じたのであった。
願わくば、次回はもう少し釣果が欲しいなあ。