秋に釣ったチヌはどのような食味か。
しっかりと調査せねばなるまい。
夏場に釣ったチヌは、正直、あまり美味しくはなかった。・・・。
特段不味いというわけでもなかったが、いまひとつ。
釣り場から自宅までライブウェルに活かして持って帰り、その場で締めて食してみたのだが、水っぽくて少々磯臭さがあり、5点満点でいうと、3点くらいの感じ。
今回は秋チヌである。
先日釣り上げたチヌを釣り場で血抜きをして、神経締めを施し持ち帰った。
体高もあり、丸っとした良い状態の魚体であった。
ウロコを丁寧にとり、さばく!
出刃さばきが冴える!!
血抜きをしておいたからか、とても綺麗な身がとれる。
おや???
これは、なかなか脂がのっているではないか。
てろてろの七色に光る脂が身に光る。
秋チヌ美味しいかもしれん。
ただ単に刺身にしたのでは、少々芸がないので、素人なりに工夫してみた。
ひと品目はそのままお刺身で。
ふた品目はチヌの身に梅肉と白髪ねぎを挟み込んでみた。
まずは刺身。
んんんんんん~。
こりゃあ、美味い!!脂の甘みと身の弾力がたまらん。
チヌってこんなに美味かったかなあ?と思うほど、臭みも全くなく、絶品。
続いて梅肉と白髪ねぎを挟み込んだやつ。
ひえええええ~。
これも美味いじゃあないか!
梅肉の酸味と塩分が丁度よい。
白髪ねぎの風味とシャキシャキの食感が、ねっとりとしたチヌの身とよく合う。
これまた絶品だぜ。
調子に乗ったワシは、さらにもうひと品を追加。
今度はチヌの冷しゃぶをつくってみた。
ネギにごま油と塩昆布を混ぜただけのたれを、さっと湯どおししたチヌの身にあえただけ。
なんとも素人的発想ではあるが、
うひょーーーーー!!
美味いじゃあないの!!
ごま油の風味と塩昆布の旨味と塩味が、湯通ししてさっぱり目になったチヌの身にまとわりつき、とっても美味だ。
必然的に、焼酎おかわり!
今回秋チヌを料理してみた結果。
この時期のチヌは腹の中にも脂がノリノリ。
もちろん個体差はあるとは思うが、夏のチヌとは比べ物にならないほど美味しかった。
食味は1点プラスの4点ですな。
しかし、同じ魚でも、時期によってこんなに食味が違うとは思わなかった。
すこし見直したぞ、おチヌ様