ついにその日がやってきた
恐れていたその日が
起床・・・。
雨が降っとる・・・。
こ・これは・・もしや・・・。
同行者のとある先生に電話を入れる。
やっぱり・・・
そうっすよね・・・
やるっすよね・・・
かくして、重い腰をあげ、30年ぶりとなるゴルフ場へと向かったのであった。
とにかく同行のメンバーに迷惑をかけないように、そして、後続の方々に迷惑をかけないように、それだけをイメージして出かけたのさ。
ゴルフ場に到着直後はかなり雨が降っていたのだが、プレー開始の時刻が近づくにつれ、雨があがってきた。
良いのか悪いのか。
最初にお断り。
今回の記事、写真が全くないのだ。
何故か。
写真を撮る余裕なんて、これっぽっちもなかったからだ。
悪しからず。
そんなこんなでカートに乗り込み、アウトからプレースタート。
順番を決め、第一打。
ティーアップし、ドライバーでガツンと叩けばいいのだ。
それだけだ・・・と心に言い聞かせる。
そして渾身のひとふり!!
??????
あの~・・・ワシのボール・・・どこいきましたあ???
皆が曇った空を指す。
はるか高~くあがった球は、ポトリ・・・。
その距離50ヤード。
だああああ!!
やっちまったあああ!!
ドライバーをもった意味が全くナシ!これならパターでもそこまでくらいいくぞ。
この瞬間から、『クラブを持っては走る!』が始まった。
ま、でも、唯一良かったことは、とりあえず前へ進んでいることであった。
とほほ。
それからさきも、ご想像通り。
ボールは左へ右へ自由に飛んでいく。
ただこれもとりあえず前へ進み、カップへは近づいている状況。
ボールはクラブにまともにあたらないけれど、あたらないなりに前へ進んでいる感じ。
これって、ゴルフというよりは・・・ゲートボール・・・。
そんなワシにさらなる試練が襲いかかる。
要所要所にある、『池』。
なんどこんなとこに池があるんかあ!
いかにも落ちそうなところに、池がある。
そしていかにも落ちそうなところにバンカーがある。
特に池越えなんて、ゲートボーラーのワシには無理だろ。
目つぶって、いちにのさんで打つしかないやん・・・。
でも、これがたまたま、目つぶっていちにのさんがうまくいった。
自分でも笑うぜ。
ここまでの様子だと、相当ひどいスコアを想像するだろう。
いくらクラブを振ってもボールが飛ばない。
ドライバーでもアイアンでも飛距離はさほど変わらない。
実はこれが良かったのかも。
飛ばないかわりに、前には進んでいたので、なんとなく形になっていたようだ。
ただ、その代償として、相当走った。
カートに乗ってる意味がないじゃん!!というくらい、走った。
おかげで年老いた体は悲鳴をあげる。
コースを回り切った頃には、両足のふくらはぎがつりまくっていた。
腰も痛い。
しかーーし
スコアは125。
思ったよりもひどくないだろ?
まあゴルフをやる方にとっては、ひどいスコアなんだろうけど、ワシとしては思ったよりよかった。
皆に迷惑をかけなかった(ワシはそう思っているが、そうではないかもしれん・・)だけでも、ホッとしたばい。
ただはっきりしたことは、魚釣りのほうが、やっぱり楽しい!!