釣りとは素晴らしい趣味であるはずなのに・・・
何故、こんな奴が海に!
とある日。
ここは夕暮れ間近に控えた、福岡の某漁港。
すでに数多くの釣り人が思い思いに釣りを楽しんでいた。
ワシらは人混みを避けて、わりと空いていた波止場に釣座を構える。
まあ、釣れなくてもいいや・・・
海が見たかっただけだから・・・
そんな気持ちで糸を垂れる。
潮風も気持ちいいしな。
良い、良い。
そう思い、の~んびりしていると、堤防の角っこで釣りをしていたにわ子が、何やらご立腹の様子でこちらにやってきた。
見ると、初老の男性とその息子らしき人物が、にわ子が釣りをしていた場所をぶんどっている。
またか・・・
もう文句を言う気も失せる・・・。
常連とおぼしき連中だ。
釣り人が最低限守るべきマナー。
1.ゴミは絶対に持ち帰る。
2.漁業者に迷惑をかけない。
3.周りの人に気を配る。
これくらい、当たり前だ。
ここはあなたたちだけの港ではない!
常連だかなんだか知らんが、ここの漁港はこういう連中が多いと聞く。
勝手に自分の指定位置のように、先客がいても平気でそこに割り込んでくるらしい。
こういう奴ら(こういう人間を釣り人とは呼びたくない)は、まず海に来ないでほしい。
そして、竿を握らないでほしい。
ここがお前たちの私有地で、他の人たちが不法に侵入しているのなら、その行為は許そう。
しかし
ここは漁業者のための港であり、ワシらはそこで遊ばせてもらっている立場だ。
その遊ばせてもらっている者同士、お互いに気を配り、楽しく遊ばなくてどうするのさ。
こういう奴らが釣りをすると、その子供らは同じような行為をする(親がやれば真似するわな)。
もう
がっかり感満載で、ワシらはここで釣りをするのをやめた。
一応、釣れた魚。
てのひらサイズのヘダイ。
目の上のラインが、「へ~」ってなってる。
このかわいらしい『へ~ちゃん』を3尾ほど釣ったけども、当然リリース。
釣果は別として
閉口しきりの港であった・・・。
隣に釣座をとるときは、せめて
「ここ釣っても大丈夫ですかあ?」
とひと声かけようよ。
隣、1mにくるなんぞ、ありえんし。
濃厚接触じゃ!!