
釣り人が持って帰らない魚は本当に不味いのか?
自分で食えばわかる
磯釣りで釣り人が『外道』と言って、釣れてもリリースして持ち帰らない魚がいる。
フグ類等は毒があるし、素人では捌けないのでリリースするのはわかるのだが、その他は何故持ち帰らないのか。
おそらく一番の理由は不味いからだろう。
ワシもこの魚は不味いからと聞いていた魚は今までリリースしていた。
しかし・・・まてよ。
本当に不味いのかどうか、自分で食べてないのだからわからないではないか。
もしかしたら、先入観だけで、本当は美味しい魚を今までリリースしていた可能性だってある。
よし、今回は食べられるサイズの魚が釣れたら、外道でも持って帰って食べてみようではないか。
ということで
今回は実験的釣行。
大前提として、『釣れる』という最大の難関はあるが、釣れた魚は(食べられるサイズに限る)全部食べてみよう!
長崎県平戸市生月町の沖磯『中江の島』へ
今回お世話になる渡船屋さんは、ワシが生月の磯に行くときには必ずお世話になる『海鳳(かいおう)』さん。ワシのお勧めする渡船屋さんのひとつだ。
なにせ、船長がとてもとてもヨロシイ。
船長も釣り好きなので、釣り人の気持ちをよく察してくれる。
海況や釣果状況をしっかりと教えてくれ、釣りが終わったあとも、状況をしっかりと聞いてくれる。
この日渡った磯は中江の島。



いつものことながら、磯に渡った瞬間はいつも思う。

釣れそうだ・・と思うのは勝手であるが、釣れたためしがあまりない。
これが博多にわ男の現実である。
今回のテーマは『食べたことのない魚を釣って食べる』であるからして、まずは釣らないことにはテーマの進展性が全くなくなってしまう。
ワシはいつものようにうきふかせ釣りで魚との出会いを求める。
にわ子はワームで根魚を狙うようだ。
いざ実釣!
海のおおよその様子はこんな感じ。

風が強いせいか、上潮は海に向かって右に流れている。
ところが下の潮は逆方向へ流れている。やっかいな二枚潮だ。
にわ子も風でラインをとられるため、ルアーの底をとるのが難しそうだ。
初夏の磯。
まずはこの子たちの洗礼を受ける。

25cmほどのクロである。
本命ではあるが、少し小さい。まだまだ大きくなってワシらのもとに帰ってきてほしいので、この子たちはリリース。この25cm程度のクロはメチャクチャ釣れる。活性があがってきている証だ。
そんな中、にわ子が大きく竿を曲げる!!
しかし何故か浮かない顔。


それもそのはずだ。

重そうな海藻のカツラをかぶった『アラカブ』さんであった。
しかしまずは二人とも魚をゲットできた。
あとは食べられるサイズ魚を釣らねばならない。
さあ、今回の目的、『釣り人が持って帰らない魚を釣って食べてみる』は成就するのか。
実釣続編は後日。

