リアル力道山がいつも目の前にいた!

親父の記憶 VOL.4 筋骨隆々とはこのことだ。

力では到底かなわなかった。

皆さんは力道山って知ってるかな?

若い方は知らない方が多いと思うが、ワシと同じ年代の方くらいまでは知っている人が多いと思う。

昭和の時代、皆がテレビにかじりついて夢中になっていたもののひとつが『プロレス』。

時代的にはワシらよりひと世代前の方々だと思うが。

そんなプロレス人気絶頂の頃のヒーローが『力道山』だ。

得意の空手チョップで、屈強な外国人レスラーたちを、バッタバッタときって倒すのが人気の的だった。(かくいうワシもリアルタイムで見ていたわけではないのだが)

筋骨隆々の、まさにプロレスラー。

立っているだけで強そうだ。

そんな力道山体型だったのが、ワシの親父。

そりゃあ、怒られる時は、恐かったのなんの・・・。

力こぶは恐ろしくもあり、憧れの象徴。

何で、あんなに筋骨隆々だったのかは謎だが、とにかく腕っぷしが強かった。

肘を曲げると、大きな力こぶが、モリっと盛り上がり、中に何か入ってるんじゃないか?と思うくらい大きかった。

よく力士の方がリンゴを手でくしゃっとつぶすだろ。

あれもやってたな・・・。

あと、全然関係ないが、ビールの栓は歯であけてた!

親父は兄弟の中でもずば抜けて力があった。

しかも、運が悪いことに?プロレスファンでもあったので、ワシらはかっこうの餌食だ。

ことあるごとにプロレスの技をかけられる。

一番痛かったのが、ザ・デストロイアーの得意技、四の字固めである。

足の骨が折れるんじゃあないかと思うくらい痛かった・・・。しかもそれがなかなか抜け出せないものだから、地獄の痛みは延々と続く。ギブアップなしなのだ。

ワシや弟がギャーギャーわめきながら、必死の思いで抜け出すと、今度かは両足でがっちりと体を挟まれ、まるでアナコンダが獲物を締め付けるかのように、ギューギューと挟んでくる。

これがまた、地獄の苦しみ。息ができない。

ワシと弟の二人がかりでかかっても、結局かなわなかった。

いったいどこまで筋肉がついてんだ?

腕や足は見た目で筋肉がついているのがわかるから、こちらも警戒することができるが、親父の場合、足の指の力まですごかった。

こいつで幼いワシの手や足をつまんでくる。

しかも手でつかんだかのように、ガチっと挟み、これがまた離れなくて痛いのさ。

またギャーギャーわめくはめになる。

いったいどこまで筋肉がついてんだよ!

仕返しをしようとして、はむかっても、一瞬にしてやられる。

こうして幼いころから親父の強さを身をもって知らされたワシは、親父に逆らっても無駄だということを刷り込まれてしまったわけだ。

プロレス技も、教育の一環だった??のかな・・・。

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