自家焙煎珈琲『きまま焙煎所』
小さな癒し空間
前回、長崎県は野母崎で見つけた『あつあつかまぼこ』の紹介をしたが、その店のすぐ近くに、またまたどうしても気になる店が目に入った。
店名がとにかく気なる。
『きまま焙煎所』と書かれている。
きまま??ということは気が向かないと珈琲を淹れてもらえないのか??
何だか頑固なオヤジが居そうな店である。
でも外観はリゾート感が出ていて、お洒落な感じ。
リゾート感と頑固オヤジのミスマッチな想像が、ワシをこの店に惹きつける。
とにかく珈琲をいただいてみようではないか。
果たして今日は頑固オヤジの気が向いているのかどうかも確かめたい。
店内に入ると、イメージとは全く違う、優しそうなマスターとこれまた優しそうな奥様がいた。
ちょっと拍子抜けした感じ。
どんな頑固な職人気質のオヤジがでてくるのかと思っていたのだが。
しかし
ここの店内、ちょっといい雰囲気ではないか。
こんな田舎の港町に、こんな洒落た店があるとは!(決してディスってるわけではないぞ、感動しているのだ。)
とりあえず、目的の、きままに焙煎してくれる珈琲をいただいてみよう。
毎朝必ず珈琲を飲んでいるワシとにわ子。
珈琲にはわりとうるさいのだ。
と言っても・・・インスタントコーヒーも好きだ。
この日はとても蒸し暑かったので、ワシはアイスコーヒーを、にわ子はカフェオレを頼んだ。
う、うめえ!!
美味いぞ、気まま焙煎所。
アイスだったが、しっかりとした香りが漂い、深い苦味とほのかな酸味。
うんうん、ワシ好みの珈琲じゃ。
しかも窓の外には海が広がり、とても落ち着く。
良い良いと癒し空間にひたりながら珈琲を楽しんでいると、隣のにわ子が浮かない表情。
珈琲が好みに合わなかったのかな?
そりゃあそうだろう。
それはカフェオレなんだから、牛乳が沢山入っているに決まってる!
そう思った時に思い出す。
ワシもそうなのだが、にわ子は牛乳が飲めない。お腹をこわすのだ!!
な・ならば・・
何故にカフェオレを頼んだのだーーー!!
牛乳飲めないのに、何故、カフェオレを頼むのだーー!!
しかし、せっかくきままに焙煎していただき、淹れてくれた珈琲。
残すわけにはいかない。
全部カフェオレを飲んだにわ子がその後、どうなったかは想像に難くない。
皆さん、自分の苦手なものはしっかりと把握して注文しましょう。