頭の中は爆釣のイメージしかないのである。
イサキを釣りに行くしかない!
むしょうにイサキの刺身が食いたくなった。
脂がたっぷりとのった刺身・・。
皮目をパリッと焼いた炙り刺し・・。
それをあてに、ビールを流し込む・・。
最高じゃあないの!たまらん!
ということで、佐賀県は唐津市鎮西町、馬渡島(まだらじま)へイサキを釣りに行くことにした。
単に釣りに行きたいだけじゃあないの??
まあ、そのとおりである。
早朝の名護屋港の様子。
この日は、馬渡島で卓球大会が催される予定のようで、一便からお客さんがメチャ多い。
定期船はほぼ満船状態。
釣り人も相変わらず多かったけどな。
にわ男とにわ子の頭の中は、イサキ爆釣のイメージで完全戦闘態勢。
天候も曇りでほどよい風が吹き、なかなか気持ちが良い。
もう釣れるイメージしかない!
なぜなら、前回の馬渡島釣行では、良型のイサキが釣れたからだ。
40オーバーが5~6尾釣れれば満足かな・・。なんて、釣り人あるあるの、事前妄想モードだ。
常連さんの姿もみえる。
ルアーでのカマス釣りだそうだ。
どうやら、カマスが港内に入っているらしく、それを狙うらしい。
いつものように、全身『SHIMANO』できめている。
かっちょいい!!
そして、ワシはやはり事前妄想モードから抜けきれないでいる。
馬渡島に到着
いつものように、大波止のヘリポート部分に釣座をとる。
風は右正面から吹く。
撒き餌が投げづらい状況だが、イサキ君とのコンタクトを果たすためには仕方がない。
潮は右から左へ。
風向きと潮の流れが一緒なので、ライン操作が難しい。
だが、何度も言うが、イサキ君とのコンタクトを果たすためにはここでやるのだ!
そう、爆釣を夢見てきたのだから。
第一投目、まずはにわ子が竿を曲げる。
しかし、なんでいつも、一投目から負けるんやろか・・・。
まあ、よい。
刺身のためである。
釣り上げたのは25cmほどのイサキ。
しかし、まだ魚体に縞がくっきりとあるウリ坊であった。
意気揚々であった。
イメージトレーニングはバッチリ完了している。
40オーバーしか頭にない。
にわ男のウキもスパっと消し込んだ。
やっちまったな!40オーバーだな、きっと。刺身じゃあああ!!!
イメージトレーニングの成果か。
と、思ったのもつかの間。
かかったのは、アジゴであった・・・・・。
なしかーーーー!!!
2~3投すると、異変に気付く。
撒き餌を投げるとその周辺がワシャーーーっと波立ち、黒い。
アジゴが湧いとる。
嫌な予感。
遠投してもワシャーーーーー!
ヤバイ・・。
かなりヤバイのである。
撒き餌の打ち方を工夫しても、仕掛けを変えても、どうしてもアジゴをかわすことができない。
そうこうしていると
でたーー!!
久しぶりの登場、風神様・爆男様である。
風が強くなり、雨も降りだした。
心が折れるやんけ・・・。
ってか、折れた。
頭にきたので、釣果を申し上げる。
なんとか刺身にできそうなアジが4尾。
以上!異常!委譲!