![無常じゃあ。魚釣りとは無常じゃあ。](https://i0.wp.com/kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行15.jpg?fit=1109%2C832&ssl=1)
平戸の立場島での釣行記後編。
平戸の磯でここまで苦戦するとは・・・。
平戸の磯で苦戦することはあっても、ここまで苦戦したことはなかった。
魚釣りとはほんに、無常である。
この日は何をしてもお魚さんとのコンタクトがとれない。
仕掛けを変えたり、タナを変えたりと乏しい引き出しを開けながらチャレンジしたが、いっこうに答えが返ってこない。
にわ子もしかり。
![](https://i2.wp.com/kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行11.jpg?resize=850%2C638&ssl=1)
にわ子はジギングで答えを探り、ワシはふかせで答えを探る。
状況は好転せず、沖にはアジゴの大群、風は左前方からの強風、そして大きなシモリと波のうねり。
なかなかの試練である。
辛抱強いにわ子も、この日ばかりは段々と諦めムード。
ちょうどその時、炎のダイワマンさんと磯の魔術師シマラーさんは
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行13-1024x768.jpg)
あーーーー!!
磯替わりしよるーーー!!
しかし、やる気満々だな。
気力、体力ともにワシより優れている。
ワシも負けてはいられない。
もともと乏しい気力をふりしぼり、思い切ってふかせ仕掛けを諦めて、次なる一手にでる。
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行5-576x1024.jpg)
こうなったら、意地でもぶっとい魚を釣ったる!!
1.2号の磯竿から5号竿へチェンジし、ハリスは8号、針は真鯛針10号。
バリバリの大物仕掛けである。
そして餌にはキビナゴの2匹掛けのぶっこみじゃあ。
青物でも根魚でも何でも来い!のスタイルなのだ。
食いしん坊のでっかいやつ、来いやーーー!!
すると、数投目に
ゴツゴツっと
魚のあたり。
合わせを入れ、ごり巻き!
しかし・・・
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行4-576x1024.jpg)
この後も同じ仕掛けで頑張ってはみたものの、かかってくる魚は同じやつ。
こうなってくると、先に見えてくるものは『ぼうず』・・・。
心が折れた。
マジ・・・折れた。
しかし、納竿までにはまだまだ時間がある・・・。
できることはただひとつ。
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行12-768x1024.jpg)
睡眠学習。
寝てるわけではない、あくまで睡眠学習。
んなわけはない。
完全にふて寝である。
釣れない釣行がこんなに疲労困憊するとは、思い知らされた。
結局、にわ子も釣れず、二人で磯の上でお茶を飲みながら、迎えの船をひたすら待ち続けたのであった。
磯の上で約1時間ほど
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/05/red.png)
とか、
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/05/blue.png)
などと、わざわざ磯の上でしなくてもよい会話を繰り返す二人であった。
疲労の限界が近づき、迎えの船がやってきた。
帰りの船中。
![](https://kyusyu-ins.com/wp-content/uploads/2019/10/立場島釣行6-1024x576.jpg)
見事、本命を釣り上げたのは、炎のダイワマンさん、ただ一人。
何でも、磯替わりしてすぐにきたそうだ。
流石である。
あの状況下で、30オーバーを数尾釣り上げていた。
参りました・・・。
その隣では磯の魔術師、シマラーさんが
「小さいのしか釣れなかったよ~。」
と爽やかな笑みを浮かべていた。
小さくても釣れればいいっすよ。
ワシは完全ぼうずだよ~ん(泣)
本日、完敗!!