長崎県平戸市の阿値賀島釣行。厳しい戦いがそこにはあった。
潮が・・潮が流れん・・・。
いつもの浜本釣りセンターさんにお世話になり、長崎県は阿値賀島への釣行である。
午前6時に出港。
4組の釣人をのせて、いざ阿値賀島を目指す。
上阿値賀島周辺をぐるりとまわるが、先客が多い。
完全な風裏や一級ポイントは、すでに満席である。
船長の指示で、名前は知らないが、西の瀬と西のハナとの間にある、ワンド状の磯にあがる。
実は、今回の記事・・・写真が少ない・・・。
何故か。
理由はただ一つ。
あまりにも釣れなかったので、写真をとる必要すらなかったのさ。
あ~あ、最初に釣れなかったって言っちゃったよ。
お笑いで最初にオチを言うてるのと一緒やん・・。
とにかく潮が流れていない。
トロトロと、まるで「今日は釣れませんよ~」って言ってるかのように、まったりとした潮。
しかもまったりと、西のハナに向かって流れる。
西のハナのほうが良かったなあ・・・。
でも先客がいたから仕方がない。
目をこらすと、西のハナの先端あたりには本流らしき潮目が見える。
幽体離脱でもして、こっそりそちらへ移りたいぞ。
にわ子も毎度のごとく、根がかりに苦しみ、何度もリーダーを結び直している。
釣れない空気が充満しとる。
こりゃあヤベーな・・・。
晩酌の肴がない。
そんな時、いちるの光が差し込む。
船長から
「瀬替わりしますかあ??替われる磯、ありますよお。」
と天使の電話。
もちろん、替わるっす!
是非とも。
替わった磯は『北のハナ』。
潮通しの良い磯である。
そして、替わりっぱな、お魚さんからのお返事がやってくる。
30cmほどのイサキ・・・。
イサキ???
タナはヒトヒロ半ほどである。
こんなタナで、しかもこの時期に、このサイズのイサキ・・・。
何かがおかしい。
おそらく、まだまだ高水温なのであろう。
クロらしきあたりもあるのだが、食いが浅く、針にかからない。
その後も同じようなサイズのイサキは釣れる。
でも、いかにも脂がのってなさそうな魚体だ。
にわ子のジグにも全く魚がかからない。
にわ子は限界。
結局、何の劇的な逆転劇などは無く、納竿をむかえた。
全く持って帰らないのも寂しかったので、
足裏サイズのクロ:3尾
30cmのイサキ:2尾
だけ持って帰ることにした。
晩酌の肴くらいは持って帰りたかったのさ。
はあ・・・
もう少し水温が下がらないと、サイズが期待できないな。
満足サイズを釣りたいじぇえええ!!!