上五島、中通島の波止場へ魚を求めて。
佐世保港からフェリーで。
強風の予報でもあり、磯に行くのも体力的に少し疲れた感じだったので、どこか波止場でのんびりと海を眺めながら魚釣りをしたいなあ・・・などと思案していた。
しかし、波止場での釣りとはいえ、魚は釣りたい。
のんびりしたい、でも魚は釣りたいという贅沢な方法を模索していたわけである。
そこで浮かんだ名案。
五島くらいまで行けば、波止場でも魚がわんさかと釣れるのではないか。
しかもプチ旅行みたいなものだから、地元の美味しいものも食したりできる。
うんうん、良いではないか。
まずはフェリー。
博多発のフェリーは前日の夜に出発、翌早朝に着くという出港スケジュール。
船中に長い時間いなければならない・・・。
もっと他に航路はないのか。
調べてみると、長崎県の佐世保港からも五島行のフェリーが出ている。
佐世保からだと、上五島までおよそ2時間半。
これいいぞ。
しかも、便数も多く出港時間もいい感じの時間だ。
福岡から佐世保までだと車でおよそ2時間半。高速を使えば1時間半で着く。
よし、今回は佐世保から五島に行ってみよう!ということで1泊2日の釣行を計画。
出発は午前8時。佐世保港を出発し、上五島の中通島、有川港に午前10時30分に到着する予定である。
出発の朝
まずは乗船券を購入。
中通島の有川港まで往復券でひとり5630円。駐車場は12時間、600円でターミナル横に駐車できる。
釣道具はキャリーカートにまとめておけば、船に乗せてくれる(無料!!)
船は九州商船の『フェリー なみじ』だ。
少し古い船だが、乗ってる時間が2時間半と短いので、さほど気にはならない。
2等船室も十分に広く、快適である。
ただ・・・トイレが古く、あまり大きな声では言えないが『大』の用の際は注意が必要である。
まあ、2時間半なので、ちょっと眠りこけてしまえば、あっという間に到着する。
こんなふうに、うとうと・・としておけば、え?もう着いたの??って感じなんだな。
ワシは時間をほぼ感じず、目が覚めると有川港であった。
移動手段としてレンタカー。
釣道具が沢山あるし、中通島はかなり広い島なので、移動には車が必要である。
そこでレンタカー。
魚釣り道具を乗せるのに、拒否されるレンタカーがあるので要注意。
しかしワシは思う。
これだけ多くの釣り人がやってくるのだから、軽トラックでも何でも良いので、釣り人が利用できるレンタカーがもっとあればいいのに・・・と。
ワシが利用したのは、釣り道具を積むのに快く承諾してくれた、『ニコニコレンタカー』さんだ。
何件か電話したが、電話の対応はここが一番良かった。
ただひとつの難点は、営業所が有川港から少々遠いこと。
でも有川港まで送迎してくれるので、問題はないんだけどね。
ワシが借りた車は2日間で9000円ほど。
軽自動車だが、何とか荷物も全部積み込むことができ、かつ小回りもきくので全然OKだ。
移動手段も確保できたところで、腹が強烈に減ってきた。
飯だ、メシだーー!!
昼飯を食うことにするぞ!!
五島といえば、まず・・・
五島で食べると言えば、まずは『五島うどん』だな。
細めの麺で、麺には椿油が練りこんであり、つるつるの食感が特徴である。
有川港からほど近いところに、『うどん茶屋 遊麺三昧』という店があったので、入ってみる。
ワシが注文したのは五島うどんとかつ丼のセット。
わんぱくである。
少しは歳を考えて、うどんだけにしておけばよいものを、セットで頼んでしまった。
美味そうだろ。
これが実際、美味いのさ。
出汁はアゴ出汁(トビウオからとった出汁)がきいていて、この出汁だけでもしばらく堪能できる。
そしてそれに合う、細麺のつるつる食感。
滅茶苦茶美味かった。
五島うどん、もっとひろまってもいいのだが。
きっと、椿油だとか、アゴ出汁だとか、量産できない要素があるのかな。
とにかく、美味いうどんだ。
あまりの美味さに、いろんなところから、うどんが吹き出るバイ!!
さあてと、腹も満たされたことであるし、魚釣りに行きますかな。
波止場がたくさんあるので、どこから攻めるか。
楽しみ、楽しみ。