見よこの青い空、そして青い海!
いざ実釣でござる。
平戸の居酒屋で酒と食事を堪能したワシらは、天草での反省をいかし早めに就寝し翌朝に備えた。
朝日とともに目を覚まし、身支度を整え平戸市街から車で10分ほどのところにある、小さな港を目指した。
どうよ、この雰囲気!
魚たちがココにいますよ~!って言ってるやろ?
何~?
聞こえないって~。
何をおっしゃいますやら、ワシにははっきりと聞こえるぞ。魚たちの元気な声が!
さあ、釣りまっせ~!!
先客は6名。
ワシらが港に着いた時には、先客が6名いた。
ファミリーが3名、若いルアーマンが3名。
ひと通り挨拶をすませ、間に入れてもらった。
子供がサビキ釣りでアジを釣っていた。
一投毎にピチピチしたアジコがサビキの針に鈴なりについてくる。
もう、大騒ぎさ。
「釣れた、釣れた~!!大きいよ~!!」
何とも微笑ましい光景である。
こうした自然の中での遊びを楽しめる子供は、きっとおおらかにたくましく育つに違いない!
さあ、ワシらもバシバシと釣るぞ。
にわ男はふかせ釣り、にわ子はジギング。
ワシはクロ狙いで浮きふかせ釣り。にわ子は青物や根魚を狙ってジグを投げる。
ワシは撒き餌を数投撒いてみる。
ワシャワシャワシャー!
一気に海面が黒くなった・・・。
アジ子の大群がワシの撒き餌に狂ったように群がってくる・・・。
うそーーっつ!
何じゃこのアジコの大群は!
先ほどの子供が鈴なりにアジコを釣っていた光景を思い出した。
そりゃ、こんだけのアジコが海を占拠していれば、一投毎に釣れるわけだ。
網ですくえるんじゃないか??
当然のごとく、仕掛けを投入しても、一瞬にして餌をアジコにとられる・・・。
一方にわ子は?
何だ、何だ~?
すでに黄昏ていないか??
どうやら、ジグでも反応がないようである。
段々と無口になる二人。
そんな中でも、やるときゃやる男、博多にわ男。
静寂を破り、浮きの反応を見逃さず、ビシッと合わせをいれる!
ふふふ・・・。
どうだ!!
見事なクロだろう!!
と、ここまでは前ふり。
実はこの写真、大きく見えるように撮っているが、本当は手のひらくらいしかないのさ・・・。
ちっちゃ~い・・。
誇大表現ですまん・・。
とにかく、釣れるのはアジコと小さなクロばかり。この小さなクロでさえ、アジ子の猛攻でなかなか釣れない状況である。
ワシの頭の中にはボ・ウ・ズ・・・の文字が浮かぶ。
ヤバイ。釣れない釣師、博多にわ男の本領発揮である。
その時である!!
キターーー!!
と、にわ子が何やら大騒ぎしている。
マジで誇大表現でJAROに訴えてやるぞ!
にわ子の竿が大きく弧を描いている。
しかもドラグがジリジリと出ているではないか。
ワシは急いでタモ網を持ってにわ子のもとに走る。
釣れない釣師、博多にわ男は、やはりタモ入れ係である・・・。
そしてにわ子のドヤ顔、どうぞ・・・。
釣り上げたのはカンパチ。まあ、大きさ的にはまだまだネリゴだが、見事な1尾。
は~い。
ここからにわ子は、喋る、喋る。
釣った釣人は、延々と喋り続けるのだ。
おまえは芸人か!っていうくらい喋りまくるにわ子であった。
まわりからは注目の的。
は~い・・・。参りました・・・。降参っス・・・。
結局釣れたのはこの1尾のみ。
お持ち帰りができそうなサイズの魚は、結局にわ子が釣ったこの1尾のみ。
ワシはただ単にアジコ達に餌を撒き続けた『養殖おじさん』になってしまった・・・。
なかなか厳しい戦いだったな・・・。
そして、にわ子が釣った魚はこのように姿を変えた。
にわ子釣る人、にわ男捌く人・・・。
この構図はいつまでたっても変わらないようである。
なんでやねーーーん!!
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